有料キーワード

「有料キーワードレポート」では、対象のウェブサイトや URL、サブセクションが有料検索結果で検索上位にランクインしているキーワードを調べることができます。

その実際の活用例をご紹介します。

競合他社が入札しているキーワードの調査

競合他社のドメインを入力して、有料キーワード レポートに移動します。

例として asana.com というサイトを調べたところ、イギリスで396のキーワードに入札していることが 分かりました。

競合他社がこれらのキーワードからトラフィック得るために予算を投じているということは、それらが競合他社に利益をもたらすキーワードであり、皆さんにとっても投資する価値があるキーワードだと言えるでしょう。

活用のヒント

「キーワードフィルター」を使って、非ブランドキーワードを確認しましょう。 「含まない」>「語順保持」を選択し、競合他社のブランド名を入力してください。

キーワードのクリック単価（CPC）を確認

クリック単価（CPC）メトリクスでは、特定キーワードの有料検索結果でのクリック1回ごとにかかる平均コストが表示されます。 これを参考にして、現在の予算を考慮したうえで、特定のキーワードに入札する価値があるかどうかを判断しましょう。

例えば、「gantt charts（ガントチャート）」というキーワードはイギリスで平均 CPC が $9.09となっており、ガントチャートツールの検索需要の高さを示しています。

最も多くの有料トラフィックを獲得しているキーワードの調査

競合他社に最も多くのトラフィックを送り込んでいるキーワードを調査し、入札するキーワード選定の参考にしましょう。

asana.com というサイトの場合、最もトラフィックの多い有料キーワードは「gantt chart（ガントチャート）」、「asana app（asana アプリ）」、「gantt chart maker（ガントチャート作成ツール）」でした。

キーワードの商業的価値を調査

下の画像内のアイコンをクリックして「広告順位履歴」 チャートを開き、ターゲットキーワードで Google 広告が掲載されているページの検索結果画面を確認しましょう。

このチャートを見れば、トピックの商業的価値についても理解することができます。 この場合、「gantt charts（ガントチャート）」は非常に多くの有料広告が掲載されているトピックであることが分かりました。

競合他社が使用する広告コピーの調査

競合を参考にして、広告コピーのアイデアを探しましょう。 広告順位履歴チャート内で広告を示す色付きのバーにカーソルを合わせれば、競合他社の広告コピーが確認できます。

活用のヒント

すでにオーガニック検索で上位ランクインしているキーワードがある場合も、競合他社の広告コピーを参考にしてタイトルタグやメタディスクリプション改善に役立てることができます。 そうすることで、より多くのクリックを獲得し、検索トラフィックを増加させることができるかもしれません。

より詳しく知りたい方は、Ahrefs の関連ブログ記事をご覧ください。タイトルタグ考案ガイド ／メタディスクリプション作成ガイド.

競合他社の有料トラフィック流入先ページを確認

競合他社のサイトでトラフィックの流入先となっているページはURL 列でチェックことができます。

各 URL をクリックして、ランディングページを分析しましょう。 競合他社のランディングページを参考にして、自社サイトのランディングページ選定のアイデアをもらいましょう。

170か国以上での有料キーワードメトリクス、広告コピー、URL を調査

確認したい国をクリックして、その国でターゲットが利用している有料キーワード数を調査しましょう。

入札しやすい低コストキーワードの発見

低コストで入札できる関連キーワードを見つけましょう。 これをするには、CPC フィルターで最大値を低額（例：$1）に設定します。

注意点

皆さんの業界や分野によっては、最大入札価格を高めに設定する必要があるかもしれません。 一部のキーワードのコストが低い理由は、その商業的価値が低いからである可能性もあるためです。 最適と思われる基準値は皆さんで判断してください。

上位ランクインを狙うべき、高価値かつ競合の少ないキーワードの調査

キーワード難易度フィルターを最大10に、CPC フィルターを最小$10に設定します。 こうすれば、商業的価値が高い可能性のある低難易度キーワードが表示されます。

これらのキーワードは、オーガニック検索で検索上位を狙う価値があるキーワードであることが多いです。

注意点

キーワード難易度および CPC フィルターで設定する数値は、業界や分野によって異なります。 最適なキーワードリストが手に入るまで、色々と調整してみてください。