SEO 全般

SERPとは?検索エンジン結果ページについて説明します

河原田 隆徳 (TAKA)
Ahrefs 日本マーケティング統括。 国外 SaaS 企業における日本市場向けのマーケティングとローカリゼーションで 10 年以上の経験を積み、現在は Ahrefs の日本マーケティングを統括。ユーザーの皆さんと共に、Ahrefs を日本で盛り上げることを目標に、日々全力で取り組んでいます。

この記事はAhref­s公式ブログの日本語訳です。
原文:What are SERPs? Search Engine Results Pages Explained
(著者:Joshua Hard­wick / 原文の最終更新日:April 8, 2020)
※注:この記事は2020年4月8日時点の内容をもとにした翻訳記事です。Ahrefs公式ブログは追記・再公開される可能性があります。ご了承ください。

検索エンジンの結果ページ(SERP)とは、Googleやその他の検索エンジンがユーザーの検索クエリに応じて表示するページのことを言います。

SERPは、オーガニックの検索結果と有料広告の検索結果で構成されています。

Google検索のSERP(検索結果ページ)で、オーガニック検索結果と有料広告結果が表示される構造を示す図。

このガイドでは、以下を学ぶことができます。

ほとんどの人は、SERPとして出た最初のページでオーガニックの検索結果をクリックし、2ページ目を訪れることはほとんどないでしょう。

SERPの検索結果で、ほとんどのユーザーが最初のページのオーガニック検索結果をクリックし、2ページ目にはほとんどアクセスしないことを示すグラフ。

だからこそ、誰もがGoogle 検索の 1 ページ目にランクインしたいと思うのです。もしあなたのWebサイトが2ページ目以降にいるのであれば、事実上透明な存在です。

しかし、SERPで最初のページにランクインすることが、必ずしも多くのトラフィックにつながるとは限りません。

まず、オーガニックなクリックのほとんどは最初の数個(注:上位3件)が得ることになります。

SERPでのオーガニッククリック分布を示すグラフで、上位3件の検索結果がクリックの大部分を占めることを視覚的に説明している。

第二に、有料広告の検索結果が、オーガニックな検索結果の順位を押し下げることがよくあります。

たとえば、Google は 「buy glass­es online(眼鏡 オンライン 通販)」のオーガニック検索結果の上に、4つの有料検索広告を表示しています。このため、全クリックの39%が有料検索広告に流れているのです。

「buy glasses online(眼鏡 オンライン 通販)」の検索結果で、上位に4つの有料広告が表示され、全クリックの39%が広告に流れることを示すGoogle SERPのスクリーンショット。
Ahrefs のキーワードエクスプローラーで「buy glasses online(眼鏡 オンライン 通販)」の検索結果画面

第三に、Google は検索結果のクエリに直接答える、SERPフィーチャーを表示することがあります。

「Google で最も検索されたもの」のSERPを見てみましょう:

「Google で最も検索されたもの」のSERP例で、検索クエリに直接答えるフィーチャーが表示されている様子を示すスクリーンショット。

Google は SERP で(検索者の)質問に答えるので、検索者は結果をクリックする必要がありません。

SERPはクエリごとに異なって見えるかもしれませんが、すべて同じ3つの構成要素でできています。
以下がその3つです。

  • 有料検索広告
  • オーガニックの検索結果(titleタグとmeta description、構造化データ)
  • SERPフィーチャー

以下の項目でそれぞれの詳細を説明し、どのように皆さんがWebサイトをアピールできるのか、解説します。

有料検索広告

有料検索結果は、オーガニック検索結果の前に表示されることもあれば、オーガニック検索結果の後に表示されることもあります。

どちらのタイプの結果も事実上区別がつきませんが、唯一本当の違いは、有料広告では下記のように(Ad、広告と)マークされていることです。

有料検索結果がオーガニック検索結果の前後に表示される例で、広告には「Ad(広告)」マークが付いていることを示すGoogle SERPのスクリーンショット。

つまり、広告主はキーワードに入札し、クリックされるたびに Google に報酬を支払います。Google は、広告の関連性や CTR などの他の要素も考慮しますが、最高額の入札者は、一般的にプライム プレースメント(※注:Google 検索結果の広告枠)を受け取ります。

結論、有料検索広告に登場したいなら、貯金箱を掘り起こして予算を出す必要があります。

オーガニック検索結果

オーガニック検索結果とは、Googleのインデックスにある(注:クローラーが収集した)Webページのことです。

何千ものマッチング結果が存在することが多いため、Googleは何百ものランキング要素を使用してそれらを並べ替えます。その結果、最も関連性が高く、質の高いページがSERPの1ページ目に表示されます。

Googleのランキング要因のすべてを知っている人はいませんが、いくつかは知られています。たとえば、あるページへの被リンクの数が重要であることは、既にわかっていることです。

オーガニック検索結果の概要を示す図で、Googleのインデックス内のWebページがランキング要素に基づき並べ替えられ、最も関連性の高いページがSERPの1ページ目に表示される仕組みを説明している。

Googleがオーガニック検索結果を表示する方法は、通常title、URL、説明的なスニペット(ディスクリプション)を表示するというものです。

Googleのオーガニック検索結果で、各ページがタイトル、URL、説明的なスニペット(ディスクリプション)とともに表示される例を示す図。

ページのtitleタグ、URLスラッグ、メタディスクリプションを設定することで、SERPに表示する内容をGoogleに伝えることができます。

しかし、Googleはほとんどの場合、ハードコードされたタイトルタグをSERPに表示する一方で、スニペットにはメタディスクリプション以外のものを選択することが多いです。※注:ハードコードとは、ソースコードに直接書き込んだデータのこと。

GoogleのSERPで、タイトルタグはハードコードされたものが表示される一方、スニペットにはメタディスクリプション以外の内容が選ばれることが多い例を示す図。

構造化データを持つページでは、Googleは通常のオーガニック結果と一緒にリッチスニペットも表示することができます。

構造化データを持つページの例で、Googleが通常のオーガニック検索結果と一緒にリッチスニペットを表示する様子を示す図。

結論:オーガニック検索結果に表示されたいのであれば、クエリに対して最適かつ最も関連性の高い結果を作成することに集中する必要があります。また、 Googleがあなたのページをインデックスできるようにし、検索に最適化されていること確認する必要があります。

SERPフィーチャー

SERPフィーチャーは、これまでとは異なる検索結果です。これらは有料検索広告、オーガニック検索結果、またはGoogleのナレッジグラフから直接取得することができます。

SERPフィーチャーの例を示す図で、有料広告、オーガニック検索結果、ナレッジグラフから取得される多様な検索結果タイプを視覚的に説明している。

SERPフィーチャーの目的は、Googleに直接収益をもたらすこと(ショッピング広告など)もありますが、多くの場合は(検索者が)検索結果をクリックすることなく、検索結果で情報提供することです。

このため、SERPフィーチャーはSEOに大きな影響を与えます。最近の推定では、検索の50%以上がクリックされないという結果も出ています:

SERPフィーチャーが検索者に情報を直接提供し、クリックされない検索が50%以上にのぼることを示すグラフ。
補足:
Googleは常にSERPの特徴を結果に表示してきたわけではありません。Googleがナレッジグラフを構築し、検索意図の理解が深まるにつれ、ここ数年で頻繁に表示されるようになりました。

しかし、SERPフィーチャーに掲載されることで、Webサイトへのクリックを増やすことも可能です。

結論:SERPフィーチャーのいくつかに表示されることは可能ですが、その方法はSERPフィーチャーのタイプによって異なります。

Googleは検索結果に何十ものSERPフィーチャーを表示し、常に新しいものをテストしています。

ここでは、特に一般的ないくつかのSERPフィーチャーを紹介し、それらの情報源や、Webサイトがこれらを使ってトラフィックを増やす方法について説明します。

フィーチャードスニペットは、上位表示されているWebページのコンテンツの一部を表示します。通常はSERPの一番上に表示されますが、他の検索結果が上に表示されることもあります。

フィーチャードスニペットの例で、上位表示されているWebページのコンテンツの一部がSERPの上部に表示される様子を示す図。

一般的なスニペット形式には以下のようなものがあります:

  • パラグラフ(段落、文章)形式
  • リスト形式
  • テーブル(表)形式

すべてのフィーチャードスニペットがテキスト表示というわけではありません。Google は動画(しばしばサジェストクリップと呼ばれます)を表示することもあります:

フィーチャードスニペットの例で、テキストだけでなく、動画(サジェストクリップ)として表示される場合があることを示す図。

フィーチャードスニペット表示は可能?

はい。ほとんどの場合、Googleは上位5件の結果からフィーチャードスニペットを引っ張ってきます。

あるクエリで既に5位以内にランクインしており、Google がフィーチャースニペットを表示しているなら、そこに表示されるようにページを最適化する価値があるかもしれません。

ナレッジカード

ナレッジカードはSERPのトップに表示され、クエリに対する短く明確な答えを提供します。さまざまな形式があります。

「how old is the queen」と検索したナレッジカードの例で、SERPのトップに表示され、検索クエリに対して短く明確な答えを提供している図。
「euro to dollar」と検索したナレッジカードの例で、SERPのトップに表示され、検索クエリに対して短く明確な答えを提供している図。

ナレッジカードのデータソースは主に3つあります:Googleのナレッジグラフ、データパートナー、そしてWikipediaや政府機関のような信頼性の高い情報源です。

ナレッジカード表示は可能?

可能性は低いです。これらのデータは、Google が所有する信頼できるサードパーティのソースのみから取得されるため、ナレッジカードとしての表示はほとんどのWebサイトでは不可能です。

ナレッジパネル

ナレッジパネルは、クエリのメインテーマに関する情報を提供します。通常、モバイルではSERPの上部付近に、デスクトップでは右側に表示されます。

ナレッジパネルの例で、検索クエリの主要ーマに関する情報を提供し、モバイルではSERP上部、デスクトップでは右側に表示される様子を示す図。

ナレッジカードのように、ナレッジパネルデータのほとんどは、ナレッジグラフや、WikipediaやWikiデータなどの信頼できるソースから来ています。

しかし、Google はソーシャル・プロフィールやパートナーにリンクすることもあります。

ナレッジパネルの例で、検索クエリに関連してGoogleがソーシャルプロフィールやパートナーサイトへのリンクを表示する様子を示す図。

ナレッジパネル表示は可能?

はい。Google はナレッジグラフで企業のブランドナレッジパネルを表示します。これらには通常、企業Webサイトへの直接リンクと、ソーシャルプロフィールへのリンクが含まれています。

あなたの企業ロゴは、競合他社のナレッジパネルにも表示されます。これをクリックすると、企業名でのGoogle 検索が実行されます。

ナレッジグラフのブランドナレッジパネルの例で、企業のWebサイトやソーシャルプロフィールへのリンクが含まれ、企業ロゴをクリックすると企業名でのGoogle検索が実行される様子を示す図。

イメージパック(画像パック)

画像パックにはサムネイルが表示され、クリックするとGoogle 画像検索に移動します。多くの場合は SERP の上部に表示されますが、ページの下部に表示されることもあります。

画像パックのサムネイルが表示され、クリックするとGoogle画像検索に移動する様子を示す図。

画像パックでの表示は可能?

Webサイトに掲載した画像はここに表示されるかもしれませんが、クリックするとリンクは常にWebサイトではなく、Google 画像検索結果に誘導されます。ただし、Google 画像検索内で画像をクリックすると、元の画像ソースへのリンクが表示されます。

SERPの画像サムネイルをクリックするとGoogle画像検索に移動し、そこから元の画像ソースにアクセスできることを示す図。

トップストーリー

トップストーリーのカルーセルには、最近公開された記事、ライブブログ、動画が表示されます。Googleは各結果にサムネイル、タイトル、パブリッシャー名、タイムスタンプを表示し、通常SERPの上部付近に表示されます。

トップストーリーのカルーセルで、最近のニュース記事や動画がサムネイル、タイトル、パブリッシャー名、タイムスタンプとともにSERP上部に表示される様子を示す図。

トップストーリーのカルーセル表示は可能?

はい。しかしながら、News Dash­boardの調査によると、デスクトップでの検索結果の99.31%はGoogle Newsにインデックスされているサイトからのものです。

また、SERPフィーチャーの主な目的は通常、新しい結果を表示することであり、ページが古くても新しい情報が表示される可能性があります。

People Also Ask(PAA、ほかの人はこちらも質問)

Peo­ple Also Askボックスは、検索者が Google に尋ねた関連する質問を表示します。各質問は、フィーチャードスニペットと同様の方法で、表示されるWebページから引き出された答えを明らかにするために展開されます。

People Also Askボックスで関連質問が表示され、展開するとWebページからの答えが見られる様子を示す図。

Googleは、あなたが答えを明らかにするためにクリックするたび、より多くの関連する質問をロードします。

People Also Askボックスで、質問をクリックするたびに関連質問が追加で表示される様子を示す図。

People Also Ask 欄への表示は可能?

はい。フィーチャードスニペットと同様に、PAAボックスの質問に対する回答はサードパーティから提供されます。これらの質問の1つ以上に答えるコンテンツを持つことは、PAAボックスに表示されるチャンスがあることを意味します。

とはいえ、ここに表示されることで多くのトラフィックにつながるとは考えにくいです。PAAボックスの方がコンテンツ調査には役に立ちます。

ショッピング結果

ショッピング結果は、正式には商品リスト広告(PLA)と呼ばれ、有料広告主の関連商品を紹介します。すべての結果には、商品名、価格、販売店が表示され、レビューや特別オファーが表示されるものもあります。

ショッピング結果(商品リスト広告)の例で、商品名、価格、販売店が表示され、レビューや特別オファーが含まれる場合もある様子を示す図。

ほとんどのショッピング結果は、取引(トランザクショナル)または商業(コマーシャル)調査の検索意図を持つクエリに対して表示されます。例えば、「プロテインパウダー 購入」や 「最高のプロテインパウダー」などです。

ショッピング結果での表示は可能?

はい、でもお金がかかります。自然な方法でここに現れる手段はありません。詳しくはこちら

ツイートボックス

ツイートボックスは、最近の人気ツイートをカルーセルで表示します。これらは通常、クエリに関連する公式Twitter(現X)アカウントのものですが、複数のアカウントのツイートが表示されることもあります。

ツイートボックスで「ahrefs」を検索し、クエリに関連する公式Twitter(X)アカウントや複数アカウントの人気ツイートがカルーセル形式で表示される様子を示す図。
ツイートボックスで「danny devito」を検索し、クエリに関連する公式Twitter(X)アカウントや複数アカウントの人気ツイートがカルーセル形式で表示される様子を示す図。

ツイートボックスへの表示は可能?

はい。ブランド検索(例:「Ahrefs」)の場合、Googleは通常、企業の公式Twitterアカウントから最近のツイートを取得表示します。ブランド以外の検索では、あなたのアカウントからの関連ツイートがツイートボックスに表示されることがあります。

サイトリンクは、ランキングしているWebサイトの他のページや、ランキングページの他の部分へのリンクです。検索結果の下に「余分な」リンクとして表示されるため、SERPフィーチャーというよりも、通常のオーガニック結果を強化するものです。

サイトリンクの例で、ランキングページの下に追加リンクとして表示され、オーガニック検索結果を補強する様子を示す図。
サイトリンクにより、ユーザーが目的の情報に早くアクセスでき、SERPでWebサイトがクリックされやすくなる利点を示す図。

サイトリンクの利点は2つあります:

  1. 人々は、探しているものをより早く見つけることができます。
  2. 人々は、SERPであなたのWebサイトをクリックする可能性が高くなり、より多くのオーガニック検索トラフィックが得られることを意味します。

サイトリンクとしての表示は可能?

はい。Googleは通常、ブランドクエリに対してサイトリンクを表示するため、あなたのWebサイトを検索する際、すでにサイトリンクが表示されている可能性があります。

ブランド以外のクエリでは、あなたのページが人気があり、他の関連コンテンツへの内部リンクがある場合、サイトリンクを獲得する可能性が高くなります。

ビデオ(動画)

動画の検索結果は、動画のサムネイルで強調されたオーガニック検索結果です。Googleは通常、アップロード日、アップロード時間、アップロード者の名前をSERPに表示します。

動画検索結果の例で、サムネイルとともにアップロード日、時間、アップロード者名がSERPに表示される様子を示す図。

ほとんどの動画結果はYouTubeから来ますが、他のWebサイトにアップロードされた動画も表示されることがあります。

動画検索結果の例で、ほとんどがYouTubeからの動画である一方、他のWebサイトの動画も表示されることがある様子を示す図。

動画の検索結果としての表示は可能?

はい。YouTubeでホストされている埋め込み動画の場合、GoogleはSERPにサムネイルを表示することがあります。他の場所でホストされている埋め込み動画の場合、このSERPフィーチャーの対象となるには、ページにVideoOb­jec­tスキーママークアップが必要です。


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Joshua Hard­wick
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