
Glen Allsopp 作成
Ahrefs マーケティング戦略・リサーチ責任者
Ahrefs ユーザーは、自分が重視するクエリそのものについてAIでの可視性を追跡できるようになりました。そのため、どの用語をモニタリングすべきか悩む人が増えています。
結局のところ、AI との会話は従来の検索とは異なります。質問がはるかに詳細な内容ものになったり、長いの会話の途中で発生したりするからです。
AI の回答は、オーガニック検索結果に比べて一貫性に欠ける傾向があり、おすすめされるブランドや引用される URL も毎分変化しています。
この記事では、Ahrefs が最も合理的だと考える追跡フレームワークと、クエリの情報源についてご紹介します。
すでに何を追跡したいか分かっている場合は、ブランドレーダーのカスタムプロンプト機能を使えば、選択したロケーションとプラットフォーム全体の回答を、毎日・毎週・毎月のスケジュールでモニタリングできます。
個別のクエリごとにブランドへの言及を確認することも、あるいは(推奨される方法として)プロンプトをクラスター化し、回答のデータ(紹介された URL や傾向を含む)をまとめて確認することも可能です。
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ここ数ヶ月間、プロンプト・トラッキングは議論の的となっています。よくある批判として、AI の回答の変動性やパーソナライゼーションにより、自社ブランドが実際にどの程度露出しているのかを把握するのが困難であるという点があります。
プラットフォームは、ユーザーが入力する検索クエリやその頻度といったデータをそのまま公開することはありません。そのため、実際には誰も検索していないクエリに対するブランドの露出状況を追跡してしまっている可能性もあります。
一方で、何もないよりは方向性を示すデータがある方がましだとする意見もあります。少なくとも、AI があなたのブランドについて「どう思っているか」が事実と一致しているかどうかは、確認しておくべきでしょう。
Ahrefs では、完璧なデータを扱っているわけではないことを分かっている一方で、具体的なアクションにつながるインサイトを回答から得られると考えています。
プロンプト監視をもう少し広い視点で捉えると、私たちの見解は次のとおりです。
しない | 推奨 |
|---|---|
個々のプロンプトの結果に注目する | 類似したプロンプトをグループ化し、集計結果における共通点を分析する |
これは「一度設定すれば、あとは放っておいて OK」の作業だと考えてください。 | よく引用されるサイトと関係性を築くなど、アクションプランを立てる |
プロンプトのトラッキングは、従来の順位トラッキングと同じように考える | 回答内の「順位」は非常に変動しやすいことを理解する |
プロンプトの追跡こそが AI 可視性データを得るための最良かつ唯一の情報源だと思い込む | LLMからのトラフィック、関連するサーバーログ、従来の検索パフォーマンス、(可能であれば)より広範なプロンプトデータセットをモニタリングする |
URL が引用されることが最終目標だと考えている | 引用されなくても、あなたのビジネスが定期的におすすめされ得ることを把握する |
ウェブサイトが対象とするあらゆる想定ユーザーやキーワードの切り口を追跡しようとする | まずは、価値の高いトピックに関連するクエリを優先しましょう。後からいつでも範囲を広げることができます。 |
回答を分析する際、実行可能なアクションステップを特定することを重視しています。
例えば、「カスタムプロンプト追跡」といった新機能をリリースする際、AI の回答に Ahrefs にその機能が加わった事実が反映されているのか、それとも引き続き古い情報源を参照しているのかを把握したいのです。

複数のAIプラットフォームをモニタリングすると、(SEO担当者が従来重視してきた)Google だけで目立つサイトに限らず、Bing、Brave Search、カスタムインデックス全体でのブランド言及を把握できます。
回答の正確性に加え、私たちは主に、次の点に注目しています。頻繁に言及されており、関係性を築くべきウェブサイト。頻繁に紹介されている SEO プラットフォームの機能や活用事例で、より網羅的な情報を掲載すべきもの。そして、主要な提供サービスに関して競合他社と比べた自社の立ち位置です。
とはいえ、私たちはカスタムプロンプトの追跡だけに注力しているわけではありません。
私たちのモニタリングの対象には、サーバーログにおける AI ボットの活動、AI プラットフォームからのトラフィック、従来の検索パフォーマンス、そしてブランドレーダー内の数千万件ものプロンプトから得られるインサイトが含まれます。
プロンプトのボリュームに関する補足
同僚の Patrick Stox の近日公開予定のレポートによると、人々がLLMを検索以外に使う用途を除外すると、ChatGPT における検索的なやり取りは Google の約12%のボリュームだそうです。
主要な AI プラットフォームはユーザーのクエリデータを公開していないため、特定の質問がどのくらいの頻度で尋ねられているかを正確に把握しているのは、それらのプラットフォームだけです。
実際の会話データを提供するサードパーティのプロバイダーも存在しますが、それをもとに推定されたクエリ数は、私たちが妥当と判断する数値を大幅に上回るものであることが確認されています。
現時点の私たちのアプローチは、プロンプトの大半を従来の検索用語を軸(アンカー)に組み立てることです。これらは人気度について比較的信頼できるデータがあるためです。
確かに、従来の検索キーワードを「合成」して作ったバリエーションは、ユーザーが AI に投げかけるクエリを完全に再現しているわけではありません。しかし、関心の高さが実証されているトピックを監視したい場合、どれを優先的にモニタリングするか決めるのには役立ちます。
プロンプト追跡全体をどう捉えるかにおいて重要な要素なので、似たポイントをグルーピングする話をもう少し掘り下げましょう。
ChatGPT に「最適なジム管理ソフトウェアは?」と尋ねると、Wodify や PushPress がおすすめの上位に挙がるかもしれません。しかしその数秒後には、Mindbody こそが最適なソリューションだとして、同サービスを 2 位にランク付けしたランキング記事が提示される可能性もあります。
筆者はこの「ランキング」の変動を、Sparktoro の CEO であるランド・フィシュキン氏のレポートに着想を得て、Detailed.com の無料ツールを使って可視化しました。
そのため、個々の結果を優先するのではなく、関連するプロンプトをグループ化し、回答の共通点を全体的な方向性として把握することをお勧めします。
これらのプロンプトクラスターは、意図、属するマーケティングファネルの段階、提供する商品・サービス、あるいはビジネスにとって意味のあるその他の切り口で定義できます。
次の例は主に、Google の SERP の機能の「他の人はこちらも質問」に表示される質問に着想を得て、他のデータソースも用いて内容を補足したものです。
クラスターの切り口どのようなクラスターが妥当かは、あなたのビジネス次第です | データソース候補カスタマーサポートへの問い合わせと GSC のデータを組み合わせるなど、複数の情報源を統合するといいでしょう。 | ベースにできるクエリ例説明用です。最良の結果を得るには、自社データとニッチ領域での経験を活用してください | |
|---|---|---|---|
競合に対するポジショニング | Google の SERP の機能「他の人はこちらも質問」 | 不動産エージェントに最適な CRM は? | 建設会社に最適な CRM は? |
信頼と裏付け | フォーラムやソーシャルメディアグループでの議論 | Hoka のランニングシューズは長期的に見て耐久性がありますか? | Hoka の靴は足底筋膜炎に良いですか? |
最もコンバージョンにつながっているページ(例:「WeTransfer alternatives」と検索する人が顧客になる) | ウェブサイト分析と自己申告アトリビューションのデータ | WeTransfer の代わりによく使われているものは何ですか? | WeTransfer の良い代替サービスは何ですか? |
ファネルの段階(例:ファネルの下部) | カスタマーサポート関連のクエリ | 小規模ビジネスにとって HubSpot は導入する価値がありますか? | HubSpot は 2026 年でも導入する価値がありますか? |
具体的な要件 | Ahrefs キーワードエクスプローラ | cPanel が含まれる最適なウェブホスティングはどれですか? | HIPAA準拠のホスティング会社をいくつかおすすめしてもらえますか? |
これらはそれぞれ、とりわけトピックについては、さらに細かなレベルまで分解することもできます。
ブランド全体の言及をモニタリングしたいなら、ブランド名ありのクエリとブランド名なしのクエリを分けて、それぞれ別のクラスターにするのがおすすめです。
実際のところ、時間をかければ個別のプロンプトに対する回答の集計データを確認することも可能ですが、それには欠点もあります。
プロンプトをどのようにグループ化できそうかイメージできたところで、次は何を追跡すべきかのヒントになるデータソースを見ていきましょう。
ご存じですか?
Google Search Console を直接、または Ahrefs ウェブマスターツール経由で開き、自社サイトがすでに上位表示されている質問を重点的に探してください。
そのための簡単な方法の一つは、以下の正規表現を使用することです。
\b(why|what|when|are|will|does|should|where|who|how|can|do|is)\b
これは、指定した単語のうち 1 つ以上を含む語句のみを表示します。

次の正規表現(regex)を使うと、長さが6語以上のクエリをすべて見つけられます:^(\S+\s+){5}\S+。必要に応じて「5」をより大きい数に変更してください。
サイトを作ったばかりで検索トラフィックがまだ少ない場合や、単に別の業界について調べているだけの場合でも、Ahrefs のキーワードエクスプローラーツールのフィルター機能で同じキーワードを使用することができます。
推定検索ボリュームが AI チャットの利用量と完全に一致することはありませんが、このアプローチなら、トピックの一般的な人気度を把握することができます。
2022年、Google はオンラインコミュニティ全体の会話を強調表示するために、新しい検索結果機能「ディスカッションとフォーラム」を導入しました。Google によれば、より一次情報に基づくアドバイスを見つけやすくする意図があったとのことです。
一般的なWebページは、キーワードを多く含むタイトルタグが完璧に最適化されていることが多い一方で、フォーラム投稿は、ユーザーが「順位が付くかどうか」を気にしていない分、人々が自然に書く文章にずっと近いものです。
そのおかげで、AIファーストなプラットフォームでも人々が尋ねていそうな、自然な書き方の質問のヒントを見つけられます。

ここでは Reddit が最も主要なドメインですが、Facebook、Quora、Steam コミュニティ、そして他にも数千ものサイトが見つかります。
アドレスバーに &udm=18 という特定のパラメータを追加すると、SERP の機能が結果に表示されるのをただ期待するのではなく、トピックに関連するフォーラムを直接検索できるようになります。
質問にコメントがたくさん付くのは良いことですが、私が基本的に見ているのは、最も頻繁に現れる切り口です。
理想的には、ニュースレター登録や製品デモの依頼など、望ましいアクションに訪問者を最も多く転換しているのがサイト内のどのページか、すでにデータで把握できているはずです。
例として、Googleで人気の語句で上位表示できたおかげで、当社サイトの無料キーワード生成ツールが他のどのページよりも多くの顧客登録を生み出したとします。
AI 検索でのパフォーマンスを追跡するには、LLM を使って従来の用語をより会話的で自然な言い回しに変換する、というアプローチが考えられます。
念のため繰り返しますが、私たちは個々の回答に注目するのではなく、より広範な一連のクエリ全体の中で、私たちがどのように言及されているかに注目しています。
選んだ AI アシスタントに対するシンプルな依頼は、たとえば次のようになります。
[URL] へのトラフィックを実際に生み出した Google 検索クエリのリストを、AI 検索プラットフォームでユーザーが使いそうな「会話形式のプロンプト」に変換してください。まさにこうした作業こそが、あなたの得意分野であり、本来の役割です。
問題のページは必ず確認してください。
元のクエリが長いほど、修正は最小限にすべきです。意図は決して変えないでください。修正するのは、そのページの内容と関連があると思う用語だけにしてください。年を入れる必要がある場合は、現在の年である 2026 年だけにしてください。
これまでにこのページへの流入につながった検索クエリのリストはこちらです:
[GSC の質問とクリック数・表示回数 / キーワードリサーチのデータ]
従来の検索クエリと、それに対応する会話形式のクエリの例をいくつか挙げます。
「低予算で使えるプロジェクト管理ツール」>「予算が少ないスタートアップに最適なプロジェクト管理ツールは?」
(より具体的な例を挙げてください)
そのページがまだどのクエリでも順位が付いていない場合は、その部分を Ahrefs のキーワードエクスプローラーなどのデータに置き換え、既知の検索ボリュームとあわせて狙っている用語を共有できます。
SEO における多くのことと同様に、この概念をさらに一段階上のレベルへと引き上げることができます。
ここ数ヶ月、メテハン・イェシルユルト氏のコンテンツをよく読んでいて、彼は GSC データをより長いクエリへと変換する手法のガイドで、より詳細なプロンプトを紹介しています。
彼は、通常の検索キーワードを LLM 用のプロンプトに変換することに特化したカスタムツールを構築しました。
配慮のため全体は共有しませんが、app.py ファイルからサンプルを紹介します。

「ビフォー・アフター」の具体例は、具体的であればあるほど良いという点には、メテハンも同意してくれると思います。
Perplexity が独自のウェブインデックスを構築しているのは興味深いです。おそらく、データに関して従来の検索エンジンへの依存を減らすためでしょう。
最近の調査で、それらは ChatGPT や Microsoft Copilot に比べて、回答の中で質の高い情報源をおすすめする可能性がはるかに高いことがわかりました。
これは、Microsoft が ChatGPT と長年の関係を築いているにもかかわらず、Perplexity と Microsoft で重複する上位ドメインの数が、Microsoft と ChatGPT で重複する上位ドメインの数よりも多かった、という状況で起きました。
AIプラットフォームで上位引用されているドメインのうち、Google検索での可視性がないものはどれくらいあるのか
Ahrefs ブランドレーダーを使い、各プラットフォームで参照されている上位 1,000 ドメインを分析。

業界に関連する質問を Perplexity に投げると、各チャットの最後に関連するフォローアップクエリが提案されるのが便利です。

私は Perplexity にコンタクトをとり、これらが過去に実際に尋ねられたクエリを使っているのかどうかを尋ねました。
元のクエリ と その検索結果を利用する AI モデルによって生成されると聞きました。要するに、そのデータをもとに次に来るであろう質問をモデルが予測して生成しているわけです。
目的上、過去のクエリに基づいていないのは少し残念ですが、Perplexity はできるだけ関連性の高いものにしたいはずなので、それでも調べる価値はあると感じています。
私が追跡しているニッチのいくつかでは、Google の「他の人はこちらも質問」SERP の機能の質問を使ってリサーチを始めるのが好きです。
ペット関連分野であれば、「子犬に最適なフード」とシンプルに検索するだけで、関連する質問や、その次に続きそうな質問の候補がすぐに表示されます。

見出しをクリックして展開すると、Googleはさらに多くの候補クエリを提示します。
あまり詳しくない業界を調べるときは、こうした質問をそのまま使って、どのブランド、ドメイン、回答タイプが時間の経過とともに最も頻繁に登場するかを見ることがよくあります。
より本格的な仕事や個人プロジェクトでは、これらを土台にして発展させていきます。その方法のいくつかは、キーワードエクスプローラーの「質問」タブのセクションで紹介します。
分析を大規模に行いたい場合は、Ahrefs ツールバーとDetailed SEO Extensionの両方を使って、「他の人はこちらも質問」の複数階層の見出しを自動で抽出できます。
Ahrefs ブランドレーダーは、Google AI モード、ChatGPT、Perplexity などの主要 AI プラットフォームを対象に、2 億 4,000 万件超のプロンプトについてのインサイトを提供しています。
金融プラットフォーム NerdWallet の可視性を見ると、すでに「住宅所有者保険」や「おすすめの普通預金口座」といったトピックと関連付けられていることがわかります。
これらはそれぞれ個別にクリックして、修正したいクエリを見つけ、そのまま追跡を継続できます。
例えば、最近特定の地域向けのコンテンツ作成を始めたなら、該当国でそれらの用語を追跡したり、プロンプト内で国名を明記したりできます。
更新頻度は、毎日・毎週・毎月など、任意の頻度に細かく設定することもできます。
具体的な手順は使用している分析ツールによって異なりますが、考え方は同じです。トラフィックを獲得しているページを見つけ、そのページを軸にプロンプトを作っていきます。
私が Ahrefs のウェブアナリティクスでトラッキングしているサイトの 1 つでは、AI 検索からのトラフィックのほぼすべてが ChatGPT 経由であることがわかります。
従来のウェブアナリティクスに加え、サーバーログを詳細に分析することも可能です。
以下は、ChatGPT-User が7日間にわたり Detailed.com 上のページをリクエストしたタイミングを示しています。
これはウェブを継続的にクロールするボットではありません。代わりに、ユーザーが ChatGPT やカスタム GPT に質問したときに使用され、そのページが回答生成の助けになる場合があります。
従来の検索ボットに加えて、Perplexity-User(Perplexity)、DuckAssistBot(DuckDuckGo)、MistralAI-User(Mistral)などからのリクエストも確認できます。
その後、このガイドの提案に沿って、次のようなプロンプトのアイデアを得られます。
Google Search Console で、そのページにトラフィックを送り込んでいる検索語句を確認する
オーガニック検索で上位表示されている検索結果に、あわせて表示される「他の人はこちらも質問」を見つける
そのページを見つけるために人々が尋ねそうな、関連性の高い質問を LLM に尋ねる
どちらのソースも単独で有用ですが、それらを組み合わせて活用できる追加のデータポイントがあるとさらに良いでしょう。
Ahrefs ブランドレーダーのもう 1 つの優れた利点は、可視性分析をゼロから始めなくてよい点です。
過去数ヶ月にわたる AI 可視性データを遡ることで、競合他社は表示されているものの、自社のブランドは表示されていない、Ahrefs が分析済みの検索クエリを見つけることができます。
そこから、より頻繁に追跡したり、追加の地域やプラットフォームでも追跡したりするために、カスタムプロンプトグループに追加できます。
このツールのもう 1 つの利点は、サイト内に存在する可能性のあるコンテンツギャップを浮き彫りにできることです。単に、それらのトピックに関連するページがサイトにないために表示されていないだけ、という場合もあります。
Ahrefs のキーワードエクスプローラーのデータベースでは、287 億ものキーワードを調査し、お客様の業界に最適なキーワードを見つけることができます。
「パリのホテル」などのシードフレーズから始めて、「フレーズ一致」、次に「質問」をクリックすると、関連する候補が対応する検索ボリュームとともにすぐ表示されます。
最初の検索が広いほど、返ってくる質問も増えます。下では「大工仕事」という広いトピックで検索し、800件以上の質問が返ってきました。
もちろん、ここには「引用されたい」とはおそらく思わない語句も含まれているはずです。
使っているプラットフォームによっては、「What is carpentry?(大工仕事とは?)」への回答がウェブ検索や参照元リンクの掲載なしで生成・表示されることもあります。
オンラインの大工学校を運営している場合や会社設立サービスを提供している場合は、「大工の会社を始める方法」のように常に検索されるフレーズを取り上げ、バリエーションを 1 つのクラスターとして追跡するとよいでしょう。
SEO において、これまでの主な関心は何よりもまず Google の検索結果に向いていたはずです。
一方、AI の回答は、Bing、Brave Search、独自のウェブインデックス、および独自の学習データからの情報によって補完される場合もあります。
こうした追加のソースによるい、Google 上では目にすることのなかった、あなたのブランドに関する否定的または不正確な情報が多数見つかる可能性があります。
この記事を書き始めた時点では、ChatGPT でモニタリングしていた関連クエリから、Ahrefs がカスタムプロンプト追跡を提供していることは確認できませんでした。
つまり、私たちは自社サイトや SNS、さらには外部サイトの記事を通じて情報を発信していく必要が生じました。そうした記事の中には、当社のツールにこの機能が欠けているという以前の記述がそのまま残っている可能性があったからです。
幸い、現在は一貫して正確な情報が表示されています:

自社ブランドについては、次のような回答を追跡できます。
現在の料金
価格の手頃さ、信頼性、快適性など、顧客にとって重要な優先事項
特定の機能を提供しているかどうか
よくある不満
主要な競合と比べて自社がどの位置にいるか
Notebook Agency の創業者スティーブ・トスは、AI が自社ブランドに対して持つ認識が実態と合っているかを確認することを強く推奨しています。
彼は、クライアントと仕事をする際に、ヘルプドキュメント、営業通話の文字起こし、プライベートな通話、さらにセールス・バトルカードのような追加リソースのデータを活用して、LLMにおいてどう表現されたいかを理解できる、と私に話してくれました。
そこから彼のチームは、意思決定を左右するような質問のプロンプトを作成し、回答の正確性を測定します。もし実態と一致しない情報が見つかった場合は、自社サイトや他のサイトに掲載する追加コンテンツを作成して、回答の内容を修正しようとします。
回答の追跡を困難にしている要因の一つは、アシスタントが保持しているユーザーに関する情報です。これには、ユーザーの所在地、過去のチャットで判明した好み、そして進行中の会話から得られる追加情報などが含まれます。
プロンプトに追加のコンテキストを加えることで、これらをモデル化しようとすることは可能ですが、それには限界があるということを忘れないでください。完全な代替手段にはなりません。
パーソナライズされた回答への対策として「ペルソナ別の追跡」を強く推奨する声がある一方で、当然ながら懐疑的な見方をする人も少なくありません。私たちはペルソナに関連するプロンプトも追跡してはいますが、それを最優先事項として位置づけていません。
私が監視している形式の1つは、次のようなシンプルな構造です。[自分の状況] [制約] [優先事項] [課題] [質問]。
それを分解すると、たとえば次のようなものが含まれます。
<状況> | 仕事でストレスが溜まっていて…… | 大きな庭付きの物件を新しく購入したばかりで… |
[制約] | あまり自由な時間がなくて…… | 子どもでも手伝えるような、簡単な水やりの方法を探していて… |
[優先事項] | 頭の中のあの声を落ち着かせられたらいいのに…… | 水圧を落とさずに少なくとも 50 メートル伸びる必要がある… |
[ペインポイント] | ヨガを試したり、YouTube のチュートリアル動画を見たりしました… | すでに複数のホースをつないでみたけど、うまくいかない… |
(質問) | 地元の瞑想リトリートを試してみるのをおすすめしますか、それとも… | 調べておくべきスプリンクラーやホースのシステムはありますか…… |
これを進めるにあたっては、カスタマーサポートのチャット、広告データ、サイト内検索(ブログ記事やヘルプドキュメントなどを対象としたもの)など、思いつく限りのあらゆる社内データソースを活用できます。
こうした手法にあまり関心がないのであれば、マーク・ウィリアムズ=クック氏が紹介していたシンプルな手法がおすすめです。これは、「完全な」ペルソナを構築するのではなく、用語をパーソナライズするというものです。
彼は LLM に対して、「私が[Persona]として[Keyword]を探しているなら、何を検索するだろう?」という形でプロンプトを投げかけます。
これは試してみると面白いのですが、先ほど述べたように、これらが本当のパーソナライズとどれほど一致しているかはわかりません。
最近リリースされたブランドレーダーの機能
この記事を書いている最中に、Ahrefs が追跡対象にするクエリの生成を支援する新機能をリリースしました。
現在取り組んでいるプロジェクトや、すでに入力済みのカスタムクエリに基づいて、注目すべき具体的な重点領域を特定します。
上のスクリーンショットは、ある自動車ブランド向けの追加プロンプトを探していた際に、車両の所有に関連するトピックが生成された様子です。
フィードバックをもとに改善を続けていくので、ぜひ試してみて、感想をお聞かせください。
AI 可視性の分野に巨額の資金が投じられていることを考えれば、数多くの企業が事あるごとにプロンプト追跡の重要性を強調するのも当然のことと言えます。
私たちが最も強くおすすめしたいのは、ただ追跡すること自体を目的にプロンプトを追跡しないことです。目にした内容に基づいて行動できるよう準備しておきましょう。
例えば、次のようなものが含まれます。
最も多く引用されているページの情報が正確で最新であることを確認する
認証、機能、認定など、見落としている可能性のある回答内のパターンに気づく
自社ブランドとの関連性が高い回答の参照元となっている上位サイトと関係を構築する
AI トラフィックを売上やその他のコンバージョン成果に関連付けて分析するレポート体制を整える
他人があなたについて話している内容が事実に基づいているかを確認する
コンテンツや知識のギャップを見つけ、それを埋める
不正確な記述の修正を(礼儀正しく)依頼し、ヘルプドキュメントに補足説明を加えて内容を更新しました。また、必要に応じて、当社が対応する特定のユースケース向けの専用ページも作成しました。
最後に、最初から何千もの用語の追跡を始める必要はありません。
まずは限られたトピックに対して数十件のプロンプトを用意するだけでも十分です。その後、新たな事業分野に進出したり、単にモニタリングの範囲を広げたい場合は、そこから拡張していけばいいでしょう。
AI 関連のあらゆる事柄と同様に、私たちは常に調査結果や知見を共有しており、今後私たちのアプローチに変更が生じた場合には、このガイドを最新の情報にアップデートします。
Ahrefs のブランドレーダーで得られるインサイトをさらに知りたい方には、同僚 Despina による実践的な 10 の活用例を紹介したガイドを強くおすすめします。

グレンの SEO レポートは TechCrunch や Financial Times などでも取り上げられています。彼は「Detailed SEO Extension」の週間利用者数を 45 万人にまで成長させた後、Ahrefs に加入し、現在はマーケティングおよびプロダクトチームと共に業務に取り組んでいます。
まずはこちら。AEO とは何か、SEO との違い、対策を始めるための 7 つのステップを解説します。
プロンプト入力から回答生成までの間に実際に何が起こっているのか、そして、そのプロセスにあなたのブランドの情報が入り込む方法。
見えないものは最適化できません。あなたのブランドがどんな AI 回答に表示されているかを調査する 7 つの方法。
回答を 1 件ずつ追跡するのではなく、関連プロンプトをまとめて調査しましょう。モニタリングすべきクエリが見つかる場所 11 選。
上位表示されれば候補に入ることができます。効果的なトピックやフォーマットを押さえ、ページ上の改善を行うことが、引用されるための近道です。
AI は、他の場所で話題になっているブランドを回答内でおすすめします。そのようなブランド言及をモニタリングし、さらに増やす方法をご紹介します。
AI があなたのページに到達して内容を読み取り、どんなサイトなのか理解することが可能かどうかを左右する、技術的な修正。