SEO 全般

Ahrefsだけができる10のこと

河原田 隆徳 (TAKA)
Ahrefs 日本マーケティング統括。 国外 SaaS 企業における日本市場向けのマーケティングとローカリゼーションで 10 年以上の経験を積み、現在は Ahrefs の日本マーケティングを統括。ユーザーの皆さんと共に、Ahrefs を日本で盛り上げることを目標に、日々全力で取り組んでいます。

この記事はAhref­s公式ブログの日本語訳です
原文:13 Things That Only Ahrefs Can Do
(※一部の項目は、原文の目次と異なり日本版で独自に設定しています。ご了承ください。)

Ahrefs CMO Tim Souloのプロフィール写真


Tim Soulo
著者:Tim Soulo (Tim is the CMO at Ahrefs.)
原文更新日:2020/10/14

訳者によるこの記事の要約:

  • Ahrefsが他社ツールより優れているところを10個の項目にまとめています。
  • あらためて、Ahrefsでの競合サイトを調べる方法を学べます。

「Ahrefsが競合他社より優れている理由は何ですか?」とよく聞かれます。公正な質問ですが、比較することが非常に多いため、答えるのは難しい質問です。
ですので、別の比較方法としてAhrefsの独自機能についていくつか紹介をする方法を選びました。

留意事項
全てのツールを対象に調査したわけではないため、紹介する機能のうち同様のものを持っているツールがある可能性はあります。

ほとんどのキーワードツールは、Googleのデータと指標のみを表示します。検索エンジン市場がほぼ独占されていることを考えると、それは理にかなっていますが、他の検索エンジンからもトラフィックを獲得できることを覚えておくことが重要です。

Ahref­sのキーワードエクスプローラーでサポートされている検索エンジンは次のとおりです。

  • Google;
  • YouTube;
  • Ama­zon;
  • Bing;
  • Yahoo;
  • Yandex(ロシア);
  • Baidu(中国);
  • Daum & Naver(韓国);
  • セズナム(チェコ共和国)

それぞれを切り替えるだけで、キーワードの月間検索ボリュームを確認できます。

Ahrefsキーワードエクスプローラーで10種類の検索エンジンに対応することを示すアニメーション図
英語版では、protein pow­der で紹介しておりますが、翻訳の際にプロテインに変更しております。

ロシア、中国、韓国、チェコ共和国の検索エンジンに関心があるかどうか、またはAmazonで製品を販売するかどうかにかかわらず、YouTubeでの御社への認知を考慮する必要があります。私たちのYouTubeチャンネル は、月に30万回近く再生されており、これらの再生の91%は「キーワードターゲット」動画からのものです。

補足:YouTubeやAmazonのキーワードを調査できるツールは他にもたくさんありますが、それらのほとんどは「サジェスト」からデータを取得し、疑わしい検索ボリュームを表示します。ここAhrefsでは、匿名のクリックストリーム データを使用してキーワードデータベースを構築しています。これにより、ツールは間違いなく業界で最も信頼性の高いものになります。

キーワードエクスプローラー は、検索ボリュームだけではなく、検索結果の推定クリック数を表示する、市場で唯一のキーワード調査ツールです。これは、キーワードが実際にターゲティングする価値があるかどうかを評価するのに役立ちます。

たとえば、「百均」というクエリを考えてみましょう。

Ahrefsキーワードエクスプローラーで「百均」の検索数とクリック数を表示している画面
英語版では、「ドナルド・トランプの年齢」というクエリですが、日本であまりボリュームがないため、よく検索されることがあるキーワードとして「百均」に変更しております。

この用語の月間検索数は推定61,000ですが、Googleは即時回答を表示するため、クリック数は13,000回にすぎません。

補足:これらの数値は、パートナーからのクリックストリームデータを使用して計算されます。

一部のキーワードについては、反対のことがわかります。

Ahrefsキーワードエクスプローラーで「占い」の検索数とクリック数を表示している画面
英語版では、「Paypal chip read­er pro­mo code」でしたが、検索ボリュームが大きい「占い」を選択しております。

ここでは、検索ボリュームが260,000であるにもかかわらず、月間クリック数は307,000です。これは、平均的な検索で1.2回クリックされていることを意味します。この場合、検索ユーザーが有効なプロモーションコードを探しているために発生する可能性があるため、結果が見つかるまで結果をクリックし続けます。

つまり、クリック数のないキーワードではなく、クリック数の多いキーワードを対策の対象にしましょう。

よくあるSEO対策のフローとして、ターゲットキーワードの検索ボリュームを調べて、検索流入数を予測するというのがあります。しかし、ページは1つのキーワードだけでランク付けされる傾向はなく、複数種類のロングテールキーワードでランク付けされる事が普通なので、そのやり方だけでは片手落ちです。

では、ターゲットキーワードの「潜在的な検索流入数」をどのように推定すればいいのでしょうか?

Ahref­sのキーワードエクスプローラーの「SERP Overview」レポートを使用すれば、簡単に現在の上位ページへの推定月間検索流入数を確認することができます。

SERP概要レポートを使い、上位10サイトの流入数を分析するAhrefs画面
英語版では、「seo tips」でしたが、「seo」として日本語に差し替えております。

補足:SERPのレポートという意味では、Ahrefs以外のツールにも搭載されていることが多いです。しかし上位のページの具体的なトラフィックを分析するのであればAhrefsだけでしょう。

検索ボリューム数を当てにした対策だけではダメな理由
検索ボリュームについての誤解について掘り下げるために、ある2つのキーワードの月間検索数と上位のページへの推定トラフィックと比較してみます。

検索ボリュームではなく実際のトラフィック数に注目するAhrefsの画面例


翻訳にあたり、検索ボリュームとトラフィックの上下が逆(ボリュームは下が大きいのに、トラフィックは小さい)例を選択しています。

このスクリーンショットは、検索ボリュームではなく、現在の上位ページへの平均トラフィックを見てキーワードを選択する理由を説明しています。

Webクロール技術とインフラへの継続的な投資のおかげで、Ahrefsは被リンクデータを毎日更新できている唯一のツールです。

Ahref­sブログの被リンク推移は次のとおりです。

Ahrefsを使って被リンクの増減を日別で監視する手順を示すアニメーション図
英語版の元のGIF画像では過去データだったことから、近年の現在の数値、グラフに差し変えております。

ご覧の通りブログへの被リンクは2019年は約6,000のドメイン、2020年には、10,000を超える増加が見込まれています。

このように日ごとの調査によって、競合他社のペースと正確に比較して、追いつくための軌道に乗っているかどうかを確認できます。

サイトエクスプローラーの「TopSubfolders」レポートは 、競合他社のWebサイトの構造と、特定の国からの検索トラフィックが最も多いサイトのセクションをよりよく理解するのに役立ちます。

ahrefs.comで推定された米国のオーガニックトラフィックによる上位のサブフォルダーは次のとおりです。

競合サイトが最も検索流入を得ているサブフォルダを調査するAhrefsの「トップサブフォルダ」レポート画面

これから、次のことがわかります。

  • 私たちのブログは、私たちのサイトへのすべてのグローバル検索トラフィックの44%を占めています。
  • 2つの無料ツール(被リンクチェッカー とウェブサイト権限チェッカー)は、ブログの1/3と同じ量のトラフィックを生成します。

この設定は、サイトエクスプローラーの次のレポートで使用できます。

  • トップページ;
  • トップサブフォルダー;
  • トップサブドメイン。
グローバル規模でトップサブフォルダを分析できるAhrefs画面例

検索結果に対するよくある考え方として、約30%ユーザーが上位表示されたサイトに移動し、約15%が2ページに移動するといった考えがあります。
しかし、これらの数値は平均であるため、誤解を招く恐れがあります。実際には、すべてのキーワード毎に、正確にはキーワードがもつ意図にあわせた独自のCTR曲線があります。

Ahrefsは大量のクリックストリームデータを処理するため、ほとんどのキーワードについてこれを計算して表示することができます。

キーワードエクスプローラーにクエリを入力し、[ページごとのトラフィック共有]レポートに移動します。

「Google アナリティクス」というクエリを見てみましょう。

キーワードエクスプローラーに「Google アナリティクス」クエリを入力したページごとのトラフィック共有レポート
英語版では、「GoogleAnalytics」でしたが、「Google アナリティクス」へ変更しております。

92%が1位のURLに移動しています。これは「Google アナリティクス」というキーワードがいわゆるナビゲーショナルクエリであるためです。

特定のキーワードを深堀調査する前に、過去の上位検索結果の中で起こった変動(戦い!)を必ず調査してください。

たとえば、クエリ「MEO」のSERP履歴は次のとおりです。

クエリ「MEO」のSERP履歴
英語版での「Link building」はあまり日本では浸透していないことから、「MEO」へ差し替えております。

現在トップ5にランクインしているページを打ち負かすのはかなり困難であることを示唆しています。

「被リンクチェッカー」という別のクエリの例を挙げます。

クエリ「被リンクチェッカー」のSERP履歴

ここでは、過去6か月間に多くの新規URLがトップ5ランクインしているのがわかります。これは、彼らがこのクエリのランク付けを意図的に試みたことを示唆しているため、被リンクプロファイルと全体的なSEO戦略を分析して、どのようにランク付けしたかについての手がかりを得る価値があるかもしれません。

コンテンツギャップ」分析については、すでに聞いたことがあると思います。競合他社がランク付けするキーワードを探す手法ですが、それだけではありません。

多くのツールにこの機能があり、これだけではAhrefs独自のものとはいえません。Ahrefs独自なのは、URLまたはサブフォルダーレベルでこれを実行できることです。

あなたがブログのコンテンツ戦略に取り組んでいると想像してみてください。Webサイト全体を競合するサイトと比較するのではなく、それぞれのブログ(サブフォルダーにある)だけを比較対象とすることをお勧めします。

Ahref­sのコンテンツギャップツールでこれを行うには、「PREFIX」モードを使用します。

Ahrefsの「コンテンツギャップ」ツールの「PREFIX」モードの画面
URL単位でコンテンツギャップを確認するAhrefsの結果画面

競合するブログがランク付けするキーワードを掘り下げて、作成するコンテンツの予定表にに意味のあるものを追加していきましょう。

ページレベルでのコンテンツギャップ分析を実行して、コンテンツの関連性を向上させましょう。
あなたのページがトピックを十分網羅していないとGoogleが考えている場合、そのページランキングは低下する可能性があります。

含めるのを忘れたサブトピックを明らかにする1つの方法は、ページレベルでコンテンツギャップ分析を実行することです。ターゲットキーワードのランクが低いサイトのページを取得し、コンテンツギャップツールの「URL」モードを使用して、現在の上位のページと比較します。

「PageR­ank definition」でガイドを更新し、場合によっては「PageRank Software」についてのコンテンツを追加する必要があると推測できます。なぜなら、上位サイトである2つのURLにおいて、そのいずれも含まれているからです。

特定のキーワードで上位表示されたページを知ることは、非常に洞察に満ちたものになる可能性があります。これは、サイトエクスプローラーで行うことができます。

サイトエクスプローラー>ウェブサイトに入る>オーガニックキーワード>キーワードを選択>「履歴」アイコンをクリック

過去4年間の「リード文」のランキングは次のとおりです。

特定のキーワードかつWebサイトのランキング履歴を表示するAhrefs画面
特定のキーワードかつWebサイトのランキング履歴で、リストのいくつかのページを無効した後の表示した画面
英語版では「キーワードリサーチ」でしたが、日本語では「リード文」へ差し替えております。

そのリストのいくつかのページを無効にすることで、キーワード調査のガイドが 一貫してトップ3にランクインしていたことがわかります。

この機能を使用して、「キーワードの共食い」の問題を発見します
キーワード「ローカルSEO:」のMozのランキング履歴を見てください。
キーワードの共食い問題をAhrefsで検出する分析画面

彼らのサイトの8つのユニークなページは、何年にもわたってこのクエリにランク付けされていますが、今日のトップ3にランク付けされているものはありません。これは潜在的に「キーワードの共食い」の問題であるため、そのコンテンツの一部を統合してトップの座を取り戻そうとする価値があるかもしれません。

重要なページを検索結果の上位表示化には内部被リンクの最適化は重要です。

サイトエクスプローラーの[Best by links]レポートに移動し、[Internal(内部)]タブに切り替えます。これは、Webサイトの各ページへの内部リンクの数を示しています。

Best by linksレポートのInternal(内部)タブ画面

青字で書かれた数値をクリックすると、実際にリンクしているURLとそのアンカーテキストが表示されます。これは、迅速な内部リンク監査を実行し、調整が必要かどうかを判断するための便利な方法です。

内部の被リンクは外部被リンクに比べて軽視されがちですが、内部リンクを介してページに渡すことができる価値を過小評価しないほうが良いです。

補足:
ほとんどのWebサイトクローラーも、内部リンクに関する情報を提供します。Ahrefsの利点は、クロールを実行して終了するのを待つ必要がないことです。データはすでにそこにあります。これは、見込み顧客向けの迅速な提案を作成する必要があり、顧客のサイトをクロールする時間がない場合に便利です。