SEO 全般

被リンクチェックと調べ方|無料・有料ツール徹底解説

中納 麻緒
Ahrefs|プロダクトマーケティングマネージャー 国外企業での日本市場向けマーケティングに 5 年以上携わり、現在は Ahrefs でプロダクトマーケティングを担当。日本のユーザーコミュニティを盛り上げつつ、Ahrefsと市場をつなぐ役割を担っている。最近はポルトガル語にも挑戦中。
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良質な被リンクを獲得したページは、検索エンジンから高く評価されます。被リンクの数と質が向上するにつれて、ページだけでなくドメイン全体の評価も上がっていきます。

SEO において「良質なコンテンツを作成し、被リンクを増やす」という施策は非常に有効です。しかし、その施策を効果的に進めるには、自サイトや競合サイトのどのページが良質な被リンクを集めているのかを把握し、傾向を分析することが不可欠です。

また、低品質なスパムリンクが貼られると、Google からのペナルティリスクが生じます。定期的なチェックで早期発見・対処することが重要です。

この記事では、被リンクをチェックすべき理由、調べるべき指標、そして無料・有料ツールの特徴をわかりやすく解説します。

SEO を強化するため

被リンクの調査には 2 つの目的があります。

1 つ目はドメインパワーとページランクの把握です。被リンクの質・量は、ドメイン全体の評価(ドメインパワー)と各ページの評価(ページランク)に直結します。現状を把握することで、競合との差を分析し、SEO 戦略を立てやすくなります。

2 つ目は良質な被リンクを集めやすいコンテンツの傾向分析です。自サイトや競合サイトで被リンクを多く集めているページを分析すれば、どんなコンテンツが被リンクを獲得しやすいかがわかります。

ペナルティを回避するため

低品質・悪質な被リンク(スパムリンク)が貼られると、Google から手動ペナルティを課される可能性があります。ペナルティが課される前に Google Search Con­sole 宛に「警告メッセージ」が届くことがありますが、放置すると検索順位に大きなダメージを受ける可能性があります。

定期的に被リンクをチェックし、スパムリンクがないか確認しましょう。

被リンクをチェックする際は、以下の指標を確認しましょう。

  • 被リンク元の質:被リンク元のドメインが検索エンジンやユーザーからどう評価されているか
  • 被リンクの数:獲得した被リンクの総数と推移
  • 参照ドメイン数:何件の異なるドメインから被リンクを受けているか
  • アンカーテキスト:被リンク元がどんなテキストでリンクを設置しているか
  • nofol­low / dofol­lowSEO 効果が伝達されるリンクかどうか

Google Search Console

Google Search Con­sole は Google が提供する無料のウェブマスターツールです。被リンクに関する基本的な情報を確認できます。掲載順位やクリック率なども調査でき、SEO に関わる方には必須のツールです。

項目内容
日本語対応あり
調査できること被リンク元のページ・ドメイン
料金無料

Google アナリティクス

Google アナリティクスは Google が提供するアクセス解析ツールです。被リンクに関しては Google Search Con­sole より調べられることは少ないですが、詳細なアクセス解析と組み合わせて活用できます。

項目内容
日本語対応あり
調査できること被リンク元のページ・ドメイン
料金無料

hanasakigani

hanasaki­gani は株式会社ディーボが提供する無料の被リンクチェックツールです。URL を入力するだけで被リンク情報を手軽に確認できます。有料ツールほど詳細なデータは得られませんが、簡易チェックには便利です。

項目内容
日本語対応あり
調査できること被リンク元のページ・ドメイン
料金無料

SEOTOOLS

SEOTOOLS は無料で使える日本語対応の SEO 診断プラットフォームです。被リンクチェックツールでは、被リンク元のドメイン・IP アドレスの分散状況を分析でき、不自然なリンクパターンの発見に役立ちます。キーワード調査や順位チェックなど、複数の SEO ツールをまとめて利用できる点も魅力です。

項目内容
日本語対応あり
調査できること被リンク元のドメイン・IP アドレスの分散状況
料金無料

Ubersuggest(Backlinks 機能)

Neil Patel さんが提供する SEO ツール「Uber­sug­gest」内の Back­links 機能で、被リンクを調査できます。被リンク調査のほか、サイトの問題点を簡易的にチェックする機能も備えています。

項目内容
日本語対応あり
調査できることドメインスコア・被リンク数と推移・参照ドメイン数と推移・nofollow/dofollow
料金月額 2,999 円〜(7 日間 7 ドルのトライアルあり、無料版あり)

Majestic SEO

Majes­tic SEO は被リンクのインデックス数が多いことで知られる SEO ツールです。Trust Flow と Cita­tion Flow という独自指標でドメインパワーを評価します。

項目内容
日本語対応あり
調査できることTrust Flow・Citation Flow・被リンク数と推移・参照ドメイン数と推移・アンカーテキスト
料金月額 49.99 ドル〜

Moz Link Explorer

Moz Link Explor­er は Moz が提供する被リンク分析ツールです。独自指標のドメインオーソリティ(DA)とページオーソリティ(PA)でサイトの評価力を数値化できます。スパムスコアも確認できるため、低品質な被リンクの判別に役立ちます。無料アカウントを作成すれば月 10 クエリまで無料で利用できます。

項目内容
日本語対応なし
調査できることドメインオーソリティ(DA)・ページオーソリティ(PA)・被リンク数・スパムスコア・アンカーテキスト
料金無料版あり(月 10 クエリまで)、有料プランはMoz Pro(公式サイト参照)

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs は世界 60 万人以上の SEO 担当者が使用する SEO ツールです。被リンクだけでなく、キーワード順位・SNS シェア数なども調査できます。直感的な UI も魅力です。

Ahrefs ウェブマスターツール(AWTを使えば、自サイトの被リンクを無料で確認できます。有料プランでは競合サイトの調査など、より高度な分析が可能です。

項目内容
日本語対応あり
調査できることドメインランク(DR)・URL ランク(UR)・被リンク数と推移・参照ドメイン数と推移・アンカーテキスト
料金AWT で無料ではじめる(有料プランは公式サイト参照)

Google Search Console で調べる

Google Search Con­sole の左サイドメニューにある「リンク」をクリックすると、「外部リンク」レポートが表示されます。以下の 3 つの情報を確認できます。

  • 上位のリンク先ページ:自サイトの中で最も多く被リンクを受けているページの一覧
  • 上位のリンク元サイト:被リンク元のドメイン一覧と、各ドメインからのリンク数
  • 上位のリンクテキスト:被リンク元が使用しているアンカーテキストの一覧
Google Search Consoleのリンク機能の画面
Google Search Consoleのリンク機能の画面

すると「上位のリンクされているページ」「上位のリンク元サイト」「上位のリンク元テキスト」という項目を確認することができます。

上位のリンクされているページ画面


「上位のリンクされているページ」では、「被リンクを獲得した自サイトのページ一覧(画像右下にある詳細というリンクをクリックすると一覧が表示されます)」と「各ページが獲得した被リンクの総数」を確認することができます。

上位のリンク元サイトのページ画面


「上位のリンク元サイト」では、「自サイトが獲得した被リンク元のドメイン一覧(画像右下にある詳細というリンクをクリックすると一覧が表示されます)」と「被リンク元が自サイトに向けて設置したリンクの総数」を確認することができます。

また、ペナルティをさけるために、被リンク元のサイトを目視でチェックし、リンクプログラムによって生成されたスパムリンクかどうかを判別しましょう。判別するポイントは以下のページをご確認ください。

リンクプログラムについて(Google Search Console公式)

スパムリンクが貼られるとGoogleの手動ペナルティ(Googleのスタッフがスパムリンクを直接確認したうえで課すペナルティ)の対象となる可能性があります。

手動ペナルティが課される前にGoogleからの「警告メッセージ」がGoogle Search Console宛に届きますので、トップ画面にある項目「手動による対策」をクリックして確認しましょう。

Google Search Consoleの手動による対策の表示画面

もし、警告メッセージが届いていたら、スパムサイトの運営者に削除を依頼するか、Google Search Consoleでリンクを否認しましょう。もちろん、警告メッセージが届く前に対処するのがベストです。

リンクを否認する方法(Google Search Console公式)

リンクを否認したら、再審査リクエストをします。詳細は下記のレポートをご確認ください。

手動による対策レポート(Google Search Console公式)

被リンクのアンカーテキスト一覧


また、「上位のリンク元テキスト」では、「被リンクのアンカーテキスト一覧」を確認することができます。

Google Search Consoleでは、ほかにもいくつかのことを確認できますが、いずれも被リンクの量に関することです。

被リンクの質を厳密に調べることはできません。

被リンク元のサイトが、ユーザーや検索エンジンから評価されている「著名なサイト」かどうかを、調べることはできないからです。

なので、被リンクを獲得しているページのページランクや自サイトのドメインパワーもいまいちわかりません。

Google アナリティクスで調べる

Google アナリティクス(GA4)では、被リンク経由でサイトに流入したトラフィックを「参照(Referral)」として確認できます。左メニューの「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開き、チャネルグループの中から「Referral」を選択すると、被リンク経由でアクセスを送ってきているサイトの一覧が表示されます。

Google アナリティクスの項目の参照サイト

Google アナリティクスの項目「参照サイト」(上記画像の左の赤枠)をクリックします。

参照元一覧(被リンク元のサイト一覧)確認画面

すると参照元一覧(被リンク元のサイト一覧)を確認できます。

参照URL(被リンク元のページのURL一覧)確認画面

参照元一覧にあるドメインをクリックすると参照URL(被リンク元のページのURL一覧)を確認できます。

Google アナリティクスで確認できるのはトラフィックを発生させた参照元のみです。リンクが存在していてもアクセスがないページは表示されないため、被リンクの全体像を把握するには Google Search Con­sole や専用ツールと組み合わせて活用しましょう。

Ahrefs の「サイトエクスプローラー」を使えば、被リンクの質・量・推移をまとめて確認できます。

ページランク(URL ランク)を調べる

サイトエクスプローラーに対象ページの URL を入力すると、「URL ランク(UR)」が表示されます。URL ランクは被リンクの質・量をもとに算出されるページ評価スコアです。

自サイトと競合サイトの URL ランクを比較することで、「コンテンツの質を高めるべきか」「記事数を増やすべきか」といった SEO 戦略を立てやすくなります。

ドメインパワー(ドメインランク)を調べる

URL ランクと同様に、サイトエクスプローラーでは「ドメインランク(DR)」も確認できます。ドメインランクはサイト全体の被リンクプロフィールをもとに算出される指標で、ドメイン全体の評価力を示します。

被リンクの量を調べる

サイトエクスプローラーの概要レポートでは、「被リンク元のページ数」と「被リンク元のドメイン数」をひと目で確認できます。「被リンク」をクリックすれば被リンク元一覧が表示され、各被リンク元のドメインランクと URL ランクも確認できます。これにより、被リンクの質も合わせてチェックできます。

被リンクの推移を把握する

被リンクの増減を日次で追うことができます。急激に被リンクが増えた日があれば、「SNS でコンテンツがバズったのかもしれない」「スパムリンクを貼られたのかもしれない」といった仮説を立て、該当ページを確認しましょう。

被リンク元のドメイン数とページ数の推移グラフ

失った被リンクも同様に日次で確認できるため、被リンクが減少した際にすぐ対策を取れます。

被リンクの増加数のカレンダーレポート画面

アンカーテキストを分析する

アンカーテキストの一覧を、参照ドメイン数・参照ページ数とともに確認できます。自サイトだけでなく競合サイトのアンカーテキストも分析すると、良質な被リンクを集めやすいコンテンツの傾向がつかめます。

アンカーテキストの一覧画面

スパムリンクをチェックする

被リンク元一覧で、ページタイトルが不自然だったり被リンク元が参照しているドメイン数が異常に多かったりする場合は、スパムリンクの可能性があります。該当ページを目視で確認し、リンクプログラムによるスパムかどうか判断しましょう。

SEO を強化するには、自サイトや競合サイトの被リンクが検索エンジンからどう評価されているかを把握し、どんなコンテンツが良質な被リンクを集めやすいかを分析することが重要です。

また、スパムリンクが貼られていないかを定期的にチェックし、ペナルティのリスクを管理することも忘れないでください。

Google Search Con­sole や Google アナリティクスなどの無料ツールで基本的な情報は確認できますが、より詳細な分析には Ahrefs などの有料ツールの活用をおすすめします。被リンク調査を習慣化し、継続的な SEO 改善につなげましょう。

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