
ルイーズ・ リネハン 作成
ゲストライター
情報利得(Information Gain)とは、あるクエリですでに上位表示されているページの情報を超えて、自分のページが新たに提供する追加情報のことです。
Google が「情報利得スコア」を実際にアルゴリズムに組み込んでいるかについては、まだ確認されていません。
しかし、検索順位が上がるかどうかという議論は、ほぼ的外れです。
情報利得が重要な理由は、コンテンツの差別化要因になるからです。
有益で記憶に残るコンテンツ作りに注いだ労力は、独自のオーディエンス構築や競合優位性の確立につながります。さらに、AI 検索での引用獲得や検索エンジンに認知されるブランドの構築にも役立ちます。
この記事では、情報利得の本当の意味や、Google がそれを活用しているかについてわかっていること(とわかっていないこと)を解説します。そして最も重要な、コンテンツに情報利得を加える具体的な方法を掘り下げます。
情報利得とは、検索ユーザーがすでに目にした情報を超えて、あるページがどれだけ新しい情報を提供しているかを測る指標です。
この用語はもともと SEO の専門用語ではなく、機械学習の分野から借用されたものです。
Google の特許は、検索結果のどのページも本質的に同じことを述べているという問題に対処しています。
たとえば「クレジットスコア 上げ方」というキーワードを考えてみましょう。
クレジットスコアを実際に変える要因には限りがあります。
信用スコアリングの先駆者である FICO は、5 つの主要な要因を示しました。
つまり、これは情報量が限られたトピックです。複数のサイトが同じことを言っているなら、それは単に「正解」を繰り返しているにすぎません。
ここで情報利得が極めて重要になります。上記のリストに載っている基準をカバーするのは、あくまで最低限です。
このトピックについて書くサイトは、それ以上の価値を提供する必要があります。
残念ながら、実際にはそうなっていません。
このキーワードで上位表示されている 7 つのオーガニック検索結果(広告を除く)は、すべてまったく同じ情報を共有しています。
さらに決定的なのは、これらのサイトがそれ以上の情報を何も提供していないことです。

信用組合、銀行業界団体、大手信用調査機関を含む 7 つの異なる組織が、同じ少数のトピックに集約されています。違いはタイトルの数字(5 つのコツ、7 つのコツ、10 のポイント)くらいです。
これは大きな機会損失です。差別化と創造性を発揮する余地は十分にあります。
たとえば、銀行であれば自社の顧客データを引用して「実際にスコアを動かした要因」を示せます。あるいは、著者が自分のクレジットレポートのビフォーアフターを共有することもできるでしょう。
このトピックはオリジナリティを求めているのに、誰も応えていません。
Google がまさにこの状況に対して提案した解決策が情報利得スコアです。
「あるドキュメントの情報利得スコアとは、すでにユーザーに提示された他のドキュメントに含まれる情報を超えて、そのドキュメントに含まれる追加情報を示すものである。」
Victor Carbune|スタッフソフトウェアエンジニア|Google's information gain patent
この情報利得の特許は、検索結果ページ(SERP)を新しい情報で豊かにしようとする Google の意図を明らかにしています。
Ahrefs のコンテンツマーケティングディレクター、ライアン・ローの言葉を借りると……
「情報利得とは、Google が『単に良いコンテンツ』ではなく『他と違うコンテンツ』を評価することだ。」
ライアン・ロー、コンテンツマーケティングディレクター、Ahrefs
Google の特許が説明するメカニズムについて、それぞれの要素がコンテンツにとって何を意味するかを含めて解説します。
情報利得はコンテキストに依存します。あるドキュメントと、個々のユーザーがすでに閲覧したドキュメントを比較する指標です。
つまり、異なるユーザーが同じページを訪問しても、まったく異なる情報利得スコアが算出される可能性があります。
ほぼ同じ内容の「クレジットスコアの上げ方」記事を 5 つ読んだ後のユーザーにとって、6 つ目の記事は冗長に感じるでしょう。
一方、同じクエリを初めて検索した、何のコンテキストもないユーザーにとっては、まったく同じページが本当に役立つ情報になります。
情報利得の特許には、各ドキュメントを「意味的表現(セマンティックリプレゼンテーション)」として読み取るモデルが含まれています。ページの意味を数値に変換することで、共通の語彙がまったくなくても 2 つのページを比較できます。
「猫の体調が悪い」と「ネコが病気だ」は共通する単語がほとんどありませんが、モデルは同じ情報として認識します。
意味を理解するシステムは、言い換えたコンテンツを同じアイデアとして扱います。
そのため、競合の記事を言い換えただけでは、評価されるべき新しい情報を何も追加していないことになります。
書き直したコンテンツは、元のコンテンツと同じ「意味的な位置」に着地するだけです。
真の情報利得を生み出すには、SERP の内容を書き直すだけでは不十分で、新しいアイデアを追加する必要があります。
この考え方は、Clearscope の元創業者であるBernard Huang 氏の情報利得の解釈と一致します。
「そのトピックについて Google のナレッジグラフの周縁部にある概念やエンティティのことだ。」
あらゆるトピックの核心部分は通常、すでに飽和しています。誰もがすでに書いているからです。
Huang 氏によれば、情報利得はその周縁部にあります。つまり、SERP がまだ拾い上げていない事例、データ、視点のことです。

情報利得スコアは、ユーザーのセッション中にリアルタイムで計算されます。
ユーザーがページを閲覧するにつれて、まだ見ていない残りのページは、すでにカバーされた内容に基づいてスコアが再計算され、順序が並べ替えられます。
Google の特許では、これをリランキング(再順位付け)と呼んでいます。すべての検索ユーザーが SERP で最初に目にする一回限りのランキングとは異なるものです。
つまり、Google は一度決めた順序を固定するのではなく、ユーザーがすでに読んだ内容に基づいて検索結果を並べ替えています。

情報利得は原因か結果か
この特許の一つの解釈として、各ページが個別にスコアリングされ、そのスコアに基づいて検索結果がリランキングされると考えられます。
Huang 氏は、情報利得が Google のトピックに対するより広い理解にフィードバックされると考えています。
Huang 氏の見解では、Google は次のように動いています。
このシナリオでは、情報利得はインプット(入力)ではなくアウトプット(出力)です。
Google は新しい情報を追加したページに報酬を与えるのではなく、追加された情報を吸収して他の用途に活用しています。たとえば、将来の AI Overview の素材や、エンティティカバレッジの新たなデータポイントになります。また、次回そのトピックでページをスコアリングする際の新たな基準としても活用されます。
AI Overview が登場するはるか以前から、Google は一つの回答しか提供できない場面で同じ情報を繰り返さない方法を特許化していました。
音声アシスタントが「時差ぼけの原因は?」に回答する場面を想像してみてください。
10 個の情報源がすべて同じ 3 つのことを述べるかもしれません。体内時計が乱れる、光の曝露でリセットされる、症状は数日で消える、と。
10 個すべてを順番に読み上げたら、同じ 3 つの事実を 9 回余分に聞くことになります。
このスコアは繰り返しを刈り取るために設計されました。アシスタントは各事実を一度だけ、それを最もうまく述べている情報源から選び出します。
情報利得の特許は「チャットボット」「会話型エージェント」「パーソナル音声アシスタント」にも明示的に適用されます。これは検索結果の 10 本の青いリンクにとどまらないことを示しています。
Google が提案する仕組みは次のとおりです。
重複した事実の情報利得スコアの算出方法
あるドキュメント(ソース 1)に事実 A と事実 B が含まれていて、アシスタントがそれをユーザーに読み上げたとします。
次に、システムは別のドキュメント(ソース 2)を見つけます。そこには事実 B と新しい情報(事実 C)が含まれています。

事実 B は「すでにユーザーに伝達済み」と判断されるため、アシスタントは「第 3 の情報要素を伝達し、第 2 の情報要素を除外する」出力を生成します。
ソース 2 は事実 C のためだけに使われます。
重複部分(事実 B)は、ユーザーに届く前に削除されるのです。
これがコンテンツにとって意味することは次のとおりです。
順位付けされた検索結果リストでは、同じことを言う 4 番目のサイトであっても、SERP に表示されクリックされるチャンスがあります。
しかし、統合された回答には「4 番目のポジション」は存在しません。
まだ誰も言っていない情報を提供するか、コンテンツがカットされるかのどちらかです。
すでに上位表示されている全ページがカバーしている内容を網羅するのは、SERP に参入するための最低条件です。
しかし、期待されるトピックを押さえたうえで、他の誰もカバーしていない具体的な洞察を提供できれば、統合された回答内でポジションを獲得できる可能性があります。
Google 自身が「情報利得スコア」をアルゴリズムや AI 検索機能に明示的に使用していると公式に認めたことはありません。
Google は情報利得スコアを記述した特許を出願し、取得しています。
しかし、その特許に記載されたメカニズムが実際にプロダクトとして実装されたかどうかは不明です。
Google は毎年何百件もの特許を出願しており、その多くが製品化されていません。情報利得スコアがライブのランキングシステムやリランキングシステムとして稼働していると認めたこともありません。
それでも一部の SEO 専門家は、情報利得が Google のシステムに組み込まれていると考えています。その根拠は主に 3 つです。
Google の有用なコンテンツに関するガイダンスでは、コンテンツがオリジナルであるか、検索結果に表示されている他のページと比較して十分な価値を提供しているかを評価するようクリエイターに求めています。

Google はスパムポリシーでも「付加価値」の重要性を強調しており、これが単なるランキング上の好ましい要素ではないことを示しています。

さらに、検索品質評価ガイドラインでは、メインコンテンツ(MC)がすでにウェブ上にある類似ページと比較して価値を追加する必要があると繰り返し述べています。このガイドラインは、Google が人間の評価者にコンテンツレビューを依頼する際に渡すドキュメントであり、検索結果に何を求めているかを示す最も権威ある資料です。

加えて、2024 年 3 月に Google は「検索結果における低品質でオリジナリティのないコンテンツを 45% 削減した」と発表しました。
オリジナリティは、Google が測定し、対応していると明言している要素です。
オリジナルコンテンツがここまで重視されている以上、Google がアルゴリズム内でコンテンツの「追加的な価値」を測定する仕組みを持っているはずだと推測する SEO 専門家がいるのも当然でしょう。¹
リリー・レイ氏、マリー・ヘインズ氏、サイラス・シェパード氏といった SEO 専門家は、アルゴリズム変動の影響を分析することを専門としています。
例えば、シェパード氏が 2025 年 12 月のコアアップデート後に 400 以上のサイトを分析した調査では、独自データやツールなどの「プロプライエタリアセット(独自資産)」が、トラフィックを獲得したサイトを予測する 3 番目に強い要因であることがわかりました。

このことは、オリジナリティが Google のランキングシステムで積極的に評価されていることを示唆しています。
Google の検索担当バイスプレジデントであるパンドゥ・ナヤック氏は、2023 年の米国司法省による反トラスト裁判で宣誓証言を行い、蓄積されたクリックデータに基づいてページをリランキングするシステム「NavBoost」が最も重要なランキングシグナルの 1 つであると認めました。
他にも、ユーザーがすでにクリックしたページに基づいて、1 つのセッション内で検索結果をリランキングする仕組みを記述した Google の特許が複数存在します。
つまり、Google にはセッション途中でユーザーへの表示内容を変更する技術力がすでにあります。これはまさに情報利得の特許が想定している仕組みそのものです。
Google の情報利得に関する特許は 2018 年に出願され、2022 年に取得されました。
その直後に ChatGPT が登場し、大量生産型コンテンツが爆発的に増加しました。
「情報利得」という当初はニッチだったトレンドも、AI 生成コンテンツとの差別化手法を模索する動きとともに成長してきました。

誰でも数分で「網羅的なガイド」を生成できるようになった今、網羅性だけではもはや差別化要因になりません。
LLM は最も確率の高い次のトークンを予測します。
その結果、生み出されるのは最も確率の高いコンテンツです。
そして、まさにその「コンセンサスコンテンツ」こそが、クレジットなしに AI の回答に吸収されてしまうコンテンツなのです。
情報利得は、定義からして、まだコンセンサスになっていない部分を指します。
クリック減少の影響を受けにくいだけでなく、ブランドを記憶に残す効果もあります。ユーザーの記憶に残るブランドこそ、再訪を促すブランドです。最初はコンテンツを求めて訪れ、やがて製品やサービスの購入へとつながっていきます。
したがって、情報利得は検索順位や AI の回答に掲載されるかどうかだけの問題ではありません。
差別化であり、ブランド構築であり、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、生き残りの問題でもあるのです。
SEO において情報利得を最適化するには、上位ページが「何を言っていないか」を徹底的に調べ、そのギャップを独自データ、一次体験、あるいは他のページにはない切り口で埋めることが重要です。
こうした取り組みにより、読者のエンゲージメントが高まり、ブランド全体の体験価値も向上します。
ただし忘れてはならないのは、優れたコンテンツの土台はあくまで検索意図の理解と充足だということです。
情報利得が効果を発揮するのは、その土台ができてからです。
検索意図とは、ユーザーがどんな情報を求めて検索しているかを把握することです。
まずはターゲットキーワードの SERP (検索結果ページ)を開き、ライターとしてではなく、検索ユーザーの目線ですべての結果を読み込みましょう。
大半のページは質問のわかりやすい部分に回答していますが、重要なのはどのページも触れていない部分を見つけることです。
時間を節約するなら、Ahrefs の SERP Overview にある「検索意図を特定する」レポートを使えば、検索意図の全体像をすばやく把握できます。
Ahrefs の AI が上位ページをクラスタリングし、ユーザーが実際に何を求めているかを分類したうえで、各意図がトラフィック全体のどの程度を占めているかを表示します。
多くの SERP では複数の検索意図が同時に存在しており、その比重は偏っています。
もしある意図がランキングコンテンツの 80% を占めているなら、それはコンセンサス(大多数が共有する回答)です。
だからといってそのテーマを扱わなくてよいわけではなく、当然カバーすべきです。
しかし、情報利得のチャンスが眠っているのは、十分にカバーされていない検索意図のグループや、まだ SERP 上に存在すらしていない検索意図です(こうしたトピックの見つけ方は後ほど紹介します)。
SERP に欠けている情報を追加するには、まず SERP がすでに何を語っているかを把握しなければなりません。
コンテンツギャップ分析を行えば、上位ページがカバーしている内容の全体像をマップのように可視化できます。これにより、まだ誰も踏み込んでいない領域を正確に特定できます。
Ahrefs AI コンテンツヘルパーは、ターゲットキーワードで現在ランクインしているページと比較しながら、記事ドラフトのトピックカバレッジをリアルタイムでスコアリングします。
キーワードを入力すると、上位ページがカバーしているトピックを自動で抽出し、ドラフトを全体およびトピックごとにスコアリングします。これにより、ギャップの発見や薄いコンテンツの補強が容易になります。

「競合」コンテンツペインでは、競合ページの本文全体がドメインレーティング(DR)、ワード数、参照ドメイン数とともに表示されます。競合がどのトピックについて何を書いているかをそのまま確認でき、自分のコンテンツに何を追加すべきか判断できます。

情報利得の最適化を進める際には、まずスコアが最も低いトピックから着手します。各トピックの競合コンテンツを開き、「この中のどのページにも書かれていないことを自分は言えるか?」と自問しましょう。
行き詰まったら、AI チャット機能も活用できます。弱いセクションを貼り付けて、上位ページに欠けている切り口を聞いてみてください。
ここで覚えておきたいのは、競合と同じ内容を追加すればコンテンツスコアは上がるということです。つまり、カバレッジのギャップを埋めていることになります。
一方、競合のどのページにもない内容を追加することが情報利得です。
したがって、まずスコアをできるだけ高めて、ランクインに必要なオーソリティとエンティティカバレッジを構築しましょう。そのうえで、本当に新しい情報を追加すれば、ユーザーの満足度とエンゲージメントを高められます。
繰り返し検索され、「他の人はこちらも質問」ボックスに表示され、フォーラムでも話題になっているのに、検索結果 1 ページ目で回答されていない質問。これは検索意図が十分に満たされていない強いシグナルであり、情報利得を追加する絶好のチャンスです。
こうした質問を見つける方法をいくつか紹介します。
Ahrefs のキーワードエクスプローラーでは、検索バーに入力したキーワードに関連する質問キーワード(とは、なぜ、やり方、いつまで、いつから、 など)を確認できます。
ターゲットキーワードを入力し、「フレーズ一致」を開いて「質問」に切り替えるだけです。
次に、3 か月・ 6 か月・ 12 か月の成長率で並べ替えれば、まだ決定的な回答が存在しない質問を発見できます。

さらに、以下のフィルタを使えば、1 ページ目の競合ページが回答できていない質問だけに絞り込めます。
「ターゲット > 上位 10 に順位取れていないキーワード」

たとえば、Digital Marketing Institute はヘッドターム「SEO」で 2 位にランクインしていますが、「weekly SEO metrics」や「AI SEO」といったトレンドトピックでは 1 ページ目を維持できるほどカバーできていません。

もちろん、これはバランスの問題です。
現在の SERP と差別化するために十分な新しい情報を追加しつつも、コアの検索意図から外れすぎないことが大切です。
検索順位を注視しながら、情報利得の最適化を継続的なテストとして取り組むことをおすすめします。
Reddit が 1 ページ目の目立つ位置にランクインしている場合、SERP 上の他のサイトが検索意図を十分に満たせていないシグナルであることが少なくありません。
Reddit は、既存の検索結果では得られないユーザーの生の声や実体験が語られる場です。
現在回答されている関連質問を見つける簡単な方法を紹介します。

ページに追加できるあらゆる要素の中で、オリジナルデータは最も模倣されにくい情報利得の形です。
実際、オリジナリティとの相関が最も強い要素であるという初期的なエビデンスも出ています。
On-Page.ai の調査では、上位 3 位にランクインしている 150 ページを分析した結果、独自データポイントの数はランキング順位そのものよりも強い相関を示しました。
オリジナリティの観点では上位 3 ページの差はわずかで、情報利得スコア*の平均は順位に関係なく 50~55 の範囲でしたが……
グループ | 平均 | 中央値 | 大部分が共有情報 |
|---|---|---|---|
1~3 位 | 51.4 | 52 | 24% |
4 位 | 46.5 | 47 | 40% |
7 位 | 49.3 | 50.5 | 37% |
10 位 | 44.5 | 48 | 38% |
……15 個以上の独自データポイントを含むページの平均スコアは 62 だったのに対し、1 個以下のページでは 40 にとどまりました。オリジナルデータは、この調査において最も強い単一予測因子だったのです。

補足
On-page.ai は情報利得スコアを「そのキーワードの現在のランキング群と比較して、あるページがどれだけ追加的な情報を提供しているかを 0~100 で測定する指標。正確な表現ではなく意味ベースで比較する」と定義しています。
On-page.ai のエリック・ランシェール氏も認めているように、これらの結果は統計データの詰め込みを正当化するものではありません。
意味のない数字でページを水増ししても、追加されるのは数字だけであり、本当の情報ではありません。
スコアは意味ベースで測定されるため、そのような小手先のテクニックは通用しません。
独自の統計データを作りたい場合、100 万件規模の大規模調査を実施する必要はありません。
LinkedIn で 200 人の SEO 担当者にアンケートを取る、自社の顧客を対象にした調査を実施する、あるいは Ahrefs のデータを使った分析でも、他のどこにも存在しない数字を生み出せます。
Ahrefs のユーザーである Visibility Labs の例を紹介します。同社は Ahrefs のキーワードエクスプローラーですでにアクセスできた AI Overview データを活用し、2,090 万件のショッピング SERP を分析した非常に興味深い調査を発表しました。

情報利得には時間軸があります。「新しい」かどうかは、すでに語られている内容との相対的な関係で決まります。ある事実が長く流通するほど、コンセンサスに吸収されていきます。
新鮮な情報は、ほぼ定義上、SERP 上の他のページがまだ持っていない情報です。
Ahrefs でもコンテンツの更新がもたらすインパクトを実際に体験しています。
2020 年に公開した「SERP とは」のブログ記事は、2025 年半ばまでにトラフィックをほぼすべて失いました。しかし、2026 年 12 月にリライトして再公開したところ、トラフィックは 50 倍に回復しました。

Google には「Query Deserves Freshness(QDF)」というランキングシステムがあり、特に時事性の高いクエリでは最近公開・更新されたコンテンツを優先します。
更新はユーザーシグナルにも影響します。古いタイトルはクリック率が下がり、クリック行動は Google がコンテンツを再ランク付けする際に影響を与えます。
Ahrefs でリフレッシュ候補を効率よく見つけるには、以下の手順を試してください。

あとは、ユーザーが読むことを期待している情報をカバーし、SERP がまだ語っていないことを見つけ出し、それを語る最初のページになるだけです。

一部の SEO 担当者は、Google が新しい情報をもたらすコンテンツを識別し、それを評価していると考えています。
しかし、実際のところそれは重要ではありません。
Google のビジネスはユーザー体験です。そして情報利得こそがユーザー体験そのものです。
仮に Google が現時点で情報利得を直接的に評価していなくても、情報利得が生み出すものは評価しています。それは、人々が本当に読みたいと思うコンテンツです。
だからこそ、公開する前に自問してください。このページには、同じトピックの他のページにはない独自の価値があるか、と。
もしその問いに明確に答えられないなら、公開する意味はありません。
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Ahrefs のコンテンツマーケター。Pi Datametrics、BuzzSumo、Cision といった SaaS 企業でシニアコンテンツ担当として 10 年以上の経験を積む。日中はコンテンツや SEO について書き、オフや仕事の後はサッカーやカラオケを趣味として楽しむ。