では、それぞれについて早速見ていきましょう。
Ahrefs の AI コンテンツヘルパーがベータ版としてリリースされました!このツールを使えば、重要キーワードをとにかく色々詰め込んでコンテンツを作るのではなく、競合他社のデータを参考にしながら効果的に自社コンテンツを最適化できます。
検索結果で上位ランク入りしたいキーワードを入力し、どの検索意図に合わせてコンテンツを最適化したいか選択、または参考にしたい競合他社を手動で選択するだけです。
コンテンツヘルパーでは、以下のことが可能です。
- AI を使ってターゲットキーワードに関連した核となるトピックを特定
- それらのトピックを扱ったコンテンツを作成しながら、自社と競合他社のコンテンツをスコア評価して比較
- タイトル、メタディスクリプション、見出しの候補を提案
ページのオーソリティ(権威性)を高めるための内部リンクの提案など、さらに多くの機能がまもなく登場する予定です。ご期待ください!
コンテンツヘルパーはベータ版の間、すべての有料プランユーザーが利用できます。皆様からのフィードバックをお待ちしています。
レポート作成機能(ベータ版)
レポート作成機能では、サイトエクスプローラーとランクトラッカーのウィジェットを使用してオリジナルのレポートが作成できます。
「作成する」 ⇒「ウィジェットを追加」の順にクリックするだけで、既存のプロジェクト、ポートフォリオ、設定したターゲットキーワードからレポートを作成、さらにその内容をカスタマイズできます。
たとえば、クライアントのウェブサイトの主要な指標をまとめた月ごとの SEO レポートを作成したい場合、次のようなサイトエクスプローラーウィジェットを追加するとよいでしょう。
- 概要:過去 30 日間
- 自然検索:過去 30 日間
- ロケーション別のオーガニックトラフィック:過去 30 日間
- 上位オーガニックキーワード:高パフォーマンス/新規 [国]
- バックリンクのプロファイル:すべてのウィジェット
競合他社の分析から自社ブランドのパフォーマンス状況概要まで、あらゆる種類のレポートの作成が可能です。
概要 2.0 のペイドサーチ機能
概要 2.0 の中に、以下の指標を示したグラフが表示できる「ペイドサーチ」タブが加わりました。
- 有料トラフィック
- 有料キーワード
- 有料ページ
これらすべてが 1 か所で確認できるようになりました!
「サイト構成」内で個々のリンクごとの URL 指標チェックが可能に
サイト構成レポートで、共通のパスを持つページ全体の URL 指標とあわせ、個々のページごとの URL 指標も表示されるようになりました。
例として ahrefs.com という URL の指標を見てみましょう。
以前は、このパスをリンクに含むすべてのページ全体の指標しか表示されませんでした。しかし、このパス自体がウェブページでもある(=ホームページのアドレスである)ため、下の行の「ホームページ」欄で該当ページの URL メトリクスが表示されています。
また、パスとウェブページが見分けやすいよう、左端にアイコンも追加されました。
グローバルトラフィックの可能性指標(GTP)
ターゲットキーワードの検索結果でランキング 1 位の ページが、上位ランクしているすべてのキーワードの世界中のユーザーによる検索から獲得するオーガニックトラフィックの合計を見ることができる、グローバルトラフィックの可能性指標(GTP)が新たに加わりました。
これにより、1 つの国からのトラフィックだけではなく、特定のキーワードが世界中から獲得しうるトラフィックの総量がより正確に把握できるようになります。
目的に合わせたフィルタープリセット(サーチ結果の絞り込み設定)
キーワードエクスプローラーでは、ワンクリックでさまざまなサーチ結果に複数のフィルターを適用し、絞り込むことができます。
たとえば、シードキーワード「iPhone 16」のトレンドキーワードを知りたいとします。プリセットをクリックして、[Trending] を選択するだけです。
その他一般のアップデート
バッチ分析 2.0 の新しい指標
バッチ分析 2.0 に 2 つの新項目が追加されました。
- ターゲットのページにとって最も多くのオーガニックトラフィック流入元であるトップロケーション
- トップロケーションからのトラフィック
どちらの項目も Ahrefs API v3 で使用が可能です。
今回のご紹介はここまで。その他の更新については Ahrefs のアップデートをまとめたブログ記事をチェックしてみてください。また、追加してほしい機能のリクエストがあれば X でシェアをお願いします。新機能のご利用をどうぞお楽しみください!