LLM インデックスの追加から、ウェブアナリティクスのファネル指標まで、盛りだくさんの内容です。
それでは見ていきましょう。
LLM インデックス
皆さんが待ちに待った大きなアップデート😃:LLM インデックスです。 これで ChatGPT と Perplexity でのブランド言及を追跡できるようになりました — Gemini も近日追加予定です。

自社のブランド名を検索するだけで、どのようなプロンプトから自社のブランド名が言及されているのかが分かります。現状では2ヶ月分のデータは収集しておりますが、毎月アップデートを予定しているのでデータはもっと増えていきます。

検索ボリューム
新機能として、ブランド関連の全キーワードの合計検索ボリュームを示すキーワードインデックスも追加されました。これは、時間の経過とともに関心度と認知度を追跡するのに便利な方法です。検索シェアが伸びていない場合、ブランドの収益パイプラインは衰退している可能性があります。

著書からフィルターする
著書の名前以外にも、ページに著書が存在するかどうかでフィルターをかけることができます。

※ ブランドレーダーはベータ版から卒業しました!AI Overviews、ChatGPT、 Perplexity のインデックスは月額 99 ドルでご提供しております。「検索需要」は引き続き有料プランでご利用可能です。
追跡されたイベント
ユーザーアクションの追跡が簡単にできます。アクションの命名をHTMLのclassに追加するだけ。
詳細はこちらから確認(英文)

ファネル
ファネルでユーザーの動きを可視化しましょう!ECサイトで、商品をカートに追加した後、どれくらいのユーザーが決済手続きを開始しているか?この様な質問を解読して、コンバージョンを向上させる素晴らしい新機能です。
各ファネルは最大6ステップをサポートし、以下のようなことが確認できます:
- ホームページから価格ページ、サインアップまでのユーザー数
- 商品ページからカート、チェックアウトまで…
- ブログ投稿からサインアップ、初回アプリ内アクションまで

タイムラインをより正確に分析
チャート上をクリック&ドラッグして、特定の期間を拡大表示できます。急上昇や急降下を調査する際に非常に便利です。

ブランドキット
ブランドキットを利用すれば AI でコンテンツ製作を行っても、自社のブランドからブレません。
ブランドURLを追加するだけで、トーン、ボイス、ライティングスタイルを含むキットを生成します。任意のドキュメントやチャットに添付することで、AI コンテンツの一貫性を保てます。

Local SEO に新しいツールが登場しました。Googleビジネスプロフィール(検索+マップ)への変更を監視し、編集内容をワンクリックで承認・拒否できます。Googleアカウントを連携して店舗情報をインポートすれば、すぐに利用開始できます。
対応プラン: 全ての有料プラン(制限なし)
AI 検出器
ページ内で AI 生成の可能性が高い部分の割合を表示し、該当箇所をハイライト表示します。さらに、使用された LLM の推定も行います。「サイト監査」にも間もなく追加され、ウェブサイトの大規模スキャンが可能になります!

被リンクスパムのフィルターが追加
被リンクレポート、またはサイトエクスプローラーの概要画面を開くと、「ベストリンク」フィルター内に新たに 「スパムでないリンク」 という選択肢が追加されています。
このフィルターをデフォルトに設定にすることも可能なので、今後のリンク評価や精査がより効率的になります。


キーワードチャートの改善
オーガニックキーワードと検索意図チャートは、ユニークキーワードだけでなく全てのランキングポジションをカウントするようになりました。複数の箇所や地域でランクインしている場合、それぞれが個別にカウントされます。このアップデートにより、集計値がより正確になり、読み込み速度が向上し、大規模サイトのサポートも強化されました。

パッチマネージメントアップデート
パッチの大規模なモニタリングとアップデートを、よりスムーズに行える一連のアップグレードを導入しました:
- Page Explorerでパッチステータスによるフィルタリング
- パッチデータのエクスポート(タイトルとメタ情報を含む)
- パッチの一括公開・非公開

トレンドからフィルターする
新たに追加された「トレンド」フィルターを使えば、過去 3・6・12 ヶ月の期間をもとに、注目度が高まっているキーワードを見つけることができます。
トレンドのタイプ別にフィルターをかけることも可能です:線形、指数関数的、S カーブ、減衰
フィルターを適用すると、結果は傾きで表示されるので、最も急上昇しているキーワードが上位になります。

GSC概要レポートと同様に、上位キーワードをクルック別、高パフォーマンス、低パフォーマンス、新規、減少を元に追跡することができます。ウィジェットに表示する数も選択することが可能です。


また、サイトエクスプローラーからのShare of Voice と Share of Traffic Value のチャートも監視することができます。

順位グループ別のクリック数・インプレッション数
選択された期間で順位グループ別でクリック数とインプレッションが確認できるウィジェットが追加されました。
「キーワード」の欄をクリックすると、グループ内にどのキーワードが含まれているのか確認することができます。

最後に、API に関するアップデートです。
Rank Tracker 用に、新たに 5 つの API エンドポイントを追加しました。前回のバッチでは、プロジェクト・キーワード・競合などのデータを取得することができましたが、今回はそれらを変更することができます。プロジェクトの作成、特定の場所のタグ付け、競合サイトの追加・削除などの作業ができます。
これにより、エンタープライズのユーザーはランクトラッカーのプロジェクト設定やキーワード管理を完全に自動化できるようになります。

API ドキュメントへのリンク:
POST project: 新しいプロジェクトを作成する
PUT project-keyword: 指定されたロケーションやタグとともに、プロジェクトにキーワードを追加する
PUT project-keywords-delete: プロジェクトから指定されたキーワードを削除する
POST project-competitor: プロジェクトに競合サイトを追加する
POST project-competitors-delete: プロジェクトから競合サイトを削除する
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