Ahrefs ウェブアナリティクスの新機能、ランクトラッカーのシェアオブボイスチャートなど(2025年1月)

河原田 隆徳
Ahrefs 日本マーケティング統括。 国外 SaaS 企業における日本市場向けのマーケティングとローカリゼーションで 10 年以上の経験を積み、現在は Ahrefs の日本マーケティングを統括。ユーザーの皆さんと共に、Ahrefs を日本で盛り上げることを目標に、日々全力で取り組んでいます。
先月は、強力な Ahrefs ウェブアナリティクスに新機能を追加し、SoV + SoTV 指標やランクトラッカーの新機能などをリリースしました。では早速ひとつひとつ、見ていきましょう!

1. Google Search Con­sole の統合

Ahrefs ウェブアナリティクスに Google Search Console(GSC)のデータを統合しました。「ソース:Google」でフィルタリングすると、トラフィックソースの下に、実際に Google でクリックを獲得しているキーワードを表示できます。

2. 訪問者の言語

「言語」ウィジェットから、サイト訪問者のブラウザの言語を確認することができます。これにより、複数の言語でサイトを運営している多言語サイトのコンテンツ戦略を最適化することができます。

3. Ahrefs ウェブアナリティクスのページ検査

トップトラフィックページ横の虫眼鏡アイコンをクリックすることで、Ahrefs ウェブアナリティクスから移動することなく、ページの HTML 履歴を確認できます。

1. ポジションチャートでのキーワードグループ表示

「オーガニックキーワード」レポートに、ポジションごとのキーワード分布を時系列で表示するポジションチャートが追加されました。

これにより、人気のあるランキンググループごとにキーワードの動きやパフォーマンスを簡単に追跡できます。

※このチャートはすでに「概要」にありますが、新たにすべてのフィルターを適用できるようになり、データをさらに細かく分析できます。

2. SoV + SoTV 指標とチャート

「シェア・オブ・ボイス(SoV)」と「トラフィックバリューのシェア(SoTV)」の指標を活用し、トラッキングしているキーワードにおけるブランドの人気度と検索可視性を測定できます。

シェア・オブ・ボイス」とは?

  • 意味:競合を含めた市場全体のクリック数に対する自社のシェア
  • 目的:市場での検索可視性を分析(ブランドの影響力を測る)

トラフィックバリューのシェア」とは?

  • 競合を含めた市場全体の広告換算価値に対する自社のシェア
  • オーガニック流入の経済的価値を分析(広告費を節約できているかを測る)

(上記レポートが利用可能なツール:ダッシュボード、概要、競合分析)

3. GSC 概要 > ポジションチャートでのキーワードグループ表示

Ahrefs 独自のチャートが登場!

ランクトラッカー内から、Google Search Con­sole (GSC)のデータを閲覧できることはご存知かと思いますが、この GSC 概要レポートに、キーワードのポジションチャート(検索結果において 1–3 以内、4–10 以内、11–20 以内、21–50 以内、51 以上〜)を追加しました。

このチャート機能は Google Search Con­sole では提供していない Ahrefs 独自のチャートになります。最大限活用し、異なるポジショングループのパフォーマンスを追跡しながら、キーワード戦略を調整しましょう。

4. GSC 概要 > ページ履歴チャート

新しく追加された「ページ履歴チャート」を使えば、公開されたページの変遷を確認し、パフォーマンスとクロスリファレンスできます。

1. すべての料金プランにおいて、プロジェクトブーストが利用可能に!

すべての認証済みプロジェクトで、プロジェクトブースト・アドオンを購入できるようになりました(無料プランの Ahrefs ウェブマスターツールプランでも適用可能です)。

「プロジェクトブースト・アドオン」とは?

プロジェクトブーストアドオン は、Ahrefs のプロジェクトをアップグレードし、より高度な機能を利用できる追加オプション です。

追加機能に加え、プロジェクトブーストを適用すると 1 ヶ月分の履歴データを取得でき、サイトエクスプローラーのすべてのレポートが利用可能になります。

例えば、スターターやライトプランなどの低額プランをご利用の方でも、プロジェクトをブーストすることで、以下の高度なレポートが使用できます:

ページ検査(Page Inspect) – 指定したページの HTML の履歴を確認し、過去の変更点を分析できる機能。

サイト構造(Site Struc­ture) – サイト内のページ階層や内部リンクの構造を可視化し、SEO改善点を見つけるツール。

カレンダー(Calendar) – トラフィックや検索順位の変動をカレンダー形式で確認し、更新やアルゴリズム変更の影響を分析できる機能。

壊れた被リンクの検査(Broken Back­links) – 既に削除された、または無効になった外部サイトからの被リンクを特定し、リカバリーの機会を提供する機能。

リンク元の著者(Linking Authors) – どの著者が自社サイトにリンクを張っているかを特定し、コンテンツや関係性の強化に役立つ機能。

発リンクのアンカーテキスト(Outgoing Anchors) – 自社サイトから外部サイトへ張っているリンクのアンカーテキストを一覧で確認できる機能。

発リンク(Outgoing Links) – 自社サイトから外部サイトへ送っているリンクを分析し、リンクの適切性やSEOへの影響を評価できる機能。

プロジェクトブーストに関する詳細はこちらをご覧ください。

以上が先月の機能アップデートです!

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