被リンクギャップ分析は、次のことに役立ちます。
- 質の高いリンクがすばやく見つかる
- 自社のドメインの権威が高まる
- 競合他社との差が埋まる
このガイドでは、被リンク ギャップ分析テンプレートを使用して、関連性とアプローチする価値がある質の高いウェブサイトを見つける方法について説明します。
リンクギャップ分析テンプレートと SOP(標準作業手順書)を以下からご覧いただけます。
SEO 初心者の方にも、プロセスが詳細なステップごとに説明されています(英語資料となりますがご了承ください)。
では、まず被リンクギャップ分析テンプレートを作成します。次に、Ahrefs サイトエクスプローラーで自社ウェブサイトを検索し、「オーガニックの競合」に移動します。

ドメイン評価(DR)列を確認して、自社よりも権威が高く、自社サイトと同程度の規模の競合他社を特定します。

この競合他社のリストは次のステップで必要になるので、使いやすい場所に置いておきまましょう。
競合分析ツールを開き、「参照ドメイン」を選択します。

「このターゲットはランクインしていません」の欄に自社のウェブサイトを、その下の「競合のランクインあり」に競合他社のリストを入力します。

次に、「リンク機会を表示」をクリックして、競合他社がランク付けされているが、自社がされていないウェブサイトのリストを表示します。
フィルターをいくつか適用すると、質の低いリンクを簡単に削除できます。
まず、入力したすべての競合他社にリンクしているドメインを確認します。サイトがすべての競合他社にリンクしていて、自社にリンクしていない場合は、そのサイトからリンクを取得する価値があるかもしれません。これらは、優先度の高いリンク対象になります。

その後、少なくとも 2 つの競合他社にリンクしているドメインを確認することもできます。ここに該当するのは、リンク対象としての優先度が中程度のものです。

次に、「Dofollow」ドメインのみを確認します。

リンク対象リストがまだ長い場合は、「ドメイン評価(DR)」フィルターを最低 50 に設定してみてください。

または、「ドメイントラフィック」フィルターを最小 1,000 に設定します。

レポートで得られる結果に応じて、これらの値を上下させて調整しましょう。
これらのフィルターを適用しても、競合他社が取得するリンクの中には、自分のブランドや業界に関連しないものが必ず存在します。
削除するには、まずリスト上の最初のドメインを評価します。

一覧にあるウェブサイトを開いて、内容を確認します。内容が下記のような条件に当てはまる場合は、優先度が低いリンクだと判断できます。
- 自社の業界との関連がない
- ビジネスディレクトリではない
- 自社のブランドに役立つほど質が高くない
その後、次のドメインに進み、この評価プロセスを繰り返します。
関連性があり、リンクを取得できる可能性のあるウェブサイトを特定したら、こちらのリンクギャップ分析テンプレートをコピーしてデータを追加していきます(テンプレートへのリンクをクリックすると「ドキュメントをコピーしますか?」と表示されます)。

リストでは次の列に重点を置いて入力しましょう。
- ページ / サイト:ここにドメインを追加します。
- ドメイン評価(DR):ドメインのオーソリティスコアを追加します。
- ドメイントラフィック:ウェブサイト全体のトラフィックを追加します。
Ahrefs では、以下の列にこのデータが表示されます。

余裕があれば、次の列にもデータを入力します。
- ステータス:「アウトリーチ」に設定
- 優先度:
- 高 = すべての競合他社がこのドメインからのリンクを持っている
- 中 = 2 社以上の競合他社がこのドメインからリンクを持っている
- 低 = このドメインからのリンクがある競合他社は 1 社のみ
- リンクターゲット:リンクを取得したい Web サイトのページを追加します。特定のページがわからない場合は、ホームページを追加します。

残りの列は、有望なサイト(プロスペクト)の発掘とアウトリーチ活動(被リンクを獲得するために他サイトにアプローチすること)を行いながら入力していきます。
今のところは、ドメインリストを引き続き確認し、関連するものだけをリストに追加しましょう。
リンク構築戦略によっては、リンクを含む新しいコンテンツを作成するのではなく、既存の投稿に被リンクを追加する方が効果的な場合もあります。
被リンクを希望するウェブサイトの所有者や編集担当者に連絡するときは、リンクを希望する正確なページの情報を提供するよう心がけましょう。
該当するページを見つけるには、リンク交差レポートを「参照ページ」モードに切り替えます。

手順 3 ~ 5 を繰り返して、関連するページをリンクギャップ分析テンプレートに追加していきます。
まとめ
2 社以上の競合他社にリンクしているが、自社のウェブサイトにはリンクしていないすべてのドメインと個々のページを調べればこのプロセスは完了です。
関連するものをすべてスプレッドシートに追加したら、それをクライアント、マネージャー、またはリンクの調査担当者に送り、スプレッドシートの残りの列を完成させてアウトリーチの準備をしてもらいましょう。
Ahrefs では現在、マーケティングに役立つ SOP ライブラリをまとめています。もし、独自の方法でリンクギャップ分析を行っている方がいらっしゃればぜひ X でつながってください。被リンク獲得のための最適なプロセスを一緒に追求していきましょう!