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AI Overviews を生むクエリの特徴とは? 86 の要因と 1 億 4,600 万の SERP から判明

ライアン ・ロー
Ahrefs のコンテンツマーケティングディレクター。 過去 13 年間でライター、コンテンツストラテジスト、チームリーダー、マーケティングディレクター、部長、CMO(最高マーケティング責任者)、代理店設立といった様々な役職を経験。その間、Google、Zapier、GoDaddy、Clearbit、Algolia など数十社のコンテンツマーケティングと SEO サポートを担当。小説家の顔も持ち、これまでに 2 種類のコンテンツマーケティング専門講座を自ら開発・設計した。
AI Overviews は何が引き金になるのでしょうか。どんな種類のクエリが AI Overviews を生成しやすく、どのクエリが比較的安全なのでしょうか。また、AI Overviews がどこに表示されるかを予測したり、AI Overviews が出ない状態の検索結果ページを狙って SEO を行ったりすることは可能なのでしょうか。

こうした疑問に答えるために、Ahrefs は、1 億 4,600 万件にのぼる SERP(検索エンジン結果ページ)データベースを分析し、YMYL(Your Mon­ey or Your Life:お金や人生に関わる領域)、CPC(クリック単価)、クエリの長さなど、86 種類の異なるキーワード特性ごとに AI Overviews がどのくらいの頻度で表示されるかを調べました。 

データ全体では、AI Overviews はキーワードの 21% に表示されていました。しかし、カテゴリごとに比較すると、AI Overviews が表示される確率が 60% に達するものもあれば、わずか 1% にしか表示されないものもあります。 

  • AI Overviews は全キーワードの 21% で表示される。
  • AI Overviews の 99.9% は「情報収集型(Informational)」の検索意図(インテント)を持つキーワードで表示される。
  • AI Overviews は、ブランド系キーワードよりも非ブランド系キーワードで 1.9 倍多く表示される。
  • AI Overviews は 7 語以上のクエリの 46% で表示される。
  • AI Overviews は全質問クエリの 57.9% で表示される。
  • 医療系 YMYL クエリの 44.1%AI Overviews の表示につながる。
  • ニュース系クエリのわずか 6% しか AI Overviews の表示につながっていない。
  • AI Overviews のシェアが最も高いカテゴリは、科学(43.6%)、医療・健康(43.0%)、ペット・動物(36.8%)、人・社会(35.3%)である。
  • AI Overviews のシェアが最も低いカテゴリは、ショッピング(3.2%)、不動産(5.8%)、スポーツ(14.8%)、ニュース(15.1%)である。
  • 職場での閲覧に不適切な(NSFW)クエリのうち、わずか 4% しか AI Overviews の表示につながっていない。
  • ローカル検索のうち、わずか 7.9% しか AI Overviews の表示につながっていない。
このデータについて

本記事で扱うデータは、2025 年 9 月時点のデスクトップ SERP を対象にしています。キーワードカテゴリは、当社の内部キーワード分類システムに基づいています。

Ahrefs を利用している方であれば、このデータをご自身で確認することもできます。キーワードエクスプローラーにアクセスし、「SERP の機能」フィルターを使えば、AI Overviews が表示される全キーワードを抽出できます。インテント、検索ボリューム、成長率など、数十種類の条件でさらに絞り込むことも可能です。

Ahrefs キーワードエクスプローラーで「SERP features: Include」フィルターを適用したキーワード一覧の画面。

また、ブランドレーダーを使えば、任意のブランド、ウェブサイト、または製品が AI Overviews 内でどれだけ可視化されているかを分析することもできます。

ブランド名を入力するだけで、AI Overviews 上での言及数、引用、推定インプレッション、さらにはシェア・オブ・ボイスまで、数百件規模のデータから確認することができます。

Ahrefs ブランドレーダーで、複数ブランドの AI Overviews 上での言及数推移がグラフ表示されている画面。

AI Overviews は全 SERP の 20.5% に表示されています(146,122,391 件中 29,991,998 件)。 

AI Overviews が表示される SERP の割合(20.5%)を示す円グラフ。

言い換えれば、ほとんどのウェブサイトは、ターゲットとするキーワードの 5 つに 1 つの割合で、Google ブランドの AI 生成コンテンツと競合することになります。 

この 21% という基準値をもとに、インテント、クエリの長さ、CPC など、さまざまなキーワード特性によって、AI Overviews が表示されやすくなるのか、それとも表示されにくくなるのかを見ていくことができます。

調査結果をまとめたグラフは以下の通りです。中央の基準線より右側(プラス方向)にあるクエリタイプは、AI Overviews が表示されやすい傾向を示し、左側(マイナス方向)にあるものは、表示されにくい傾向を示しています。

クエリタイプ別に、AI Overviews の基準値からの乖離率を比較した横棒グラフ。

AI Overviews が表示されるキーワードの 99.9% は、「情報収集型(Informational)」のインテントを持っています。AI Overviews に該当するキーワードのうち、 5.5% は「商用型(Commercial)」、1.2% は「取引型(Transactional)」、そしてわずか 0.1% が「案内型(Navigational)」と分類されています。

Side­note.
キーワードには複数のインテントが同時に割り当てられる場合があるため、合計が 100% を超えることがあります。
インテント件数割合
情報収集型29,959,54299.9%
案内型26,4130.1%
商用型1,657,5605.5%
取引型366,4001.2%
キーワードインテント別に AI Overviews の表示率を示す棒グラフ。

基準値である 20.5% と比べると、AI Overviews は情報収集型キーワードではわずかに表示されやすくなりますが、他のインテントタイプでは表示されにくく、特に案内型は顕著です。案内型キーワードで AI Overviews が表示されるのは、わずか 0.9% にとどまっています。 

インテントAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
情報収集型2995954214028729021.4%
案内型2641329099890.9%
商用型1657560381174654.3%
取引型366400178064002.1%
キーワードインテント別に AI Overviews の表示率(インフォメーショナル21.4% など)を示す棒グラフ。

AI Overviews が表示されるキーワードのうち、 76.3% は「非ブランド系の検索クエリ(例:SEO ツール)」で、残りの 23.7% は「ブランド系の検索クエリ(例:Ahrefs)」に分類されています。

ラベル件数割合
ブランド系7,095,16023.7%
非ブランド系22,896,83876.3%
ブランド系と非ブランド系クエリにおける AI Overviews の表示比率を示す円グラフ

AI Overviews は非ブランドクエリで表示される可能性が 1.9 倍高く、当社の SERP データベースでは、ブランド系クエリの 13.1% に対して、非ブランド系クエリでは 24.9% に AI Overviews が表示されていました。 

ラベルAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
ブランド系70951605415052413.1%
非ブランド系228968389197186724.9%
ブランド系と非ブランド系クエリでの AI Overviews 表示率(13.1% と 24.9%)を示す棒グラフ。

基準値と比べると、AI Overviews は 1 〜 3 語の短いクエリではほとんど表示されませんが、5 〜 7 語以上の長いクエリでは頻繁に表示される傾向があります。 

つまり、検索クエリが長ければ長いほど、AI Overviews が表示される可能性も高まるようです。実際、1 語だけのクエリでAI Overviews が表示されるのはわずか 9.5% ですが、7 語以上のクエリになると、その割合は 46.4% にまで跳ね上がります。 

クエリの長さAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
147169149645889.5%
22537067255947779.9%
357402614093153714.0%
463151783236581419.5%
553214581930320627.6%
639356721075323336.6%
7以上56706711220923646.4%
クエリの語数別に AI Overviews の表示率(1語で9.5%、7語以上で46.4% など)を示す棒グラフ。

AI Overviews が表示されるキーワードのうち、66.5% は質問形式のクエリとして分類されています。 

ラベル件数割合
質問形式10,045,91333.5%
非質問形式19,946,08566.5%
質問形式と非質問形式のクエリにおける AI Overviews 表示比率(33.5% と 66.5%)を示す円グラフ。

AI Overviews は、質問形式のクエリでは全体の 57.9% に表示されます。一方、非質問形式のクエリでは、基準値より低い 15.5% にとどまっています。 

ラベルAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
質問クエリ100459131736145157.9%
非質問クエリ1994608512876094015.5%
質問形式と非質問形式のクエリでの AI Overviews 表示率(57.9% と 15.5%)を示す棒グラフ。

キーワードの CPC(クリック単価)と AI Overviews の表示率との間には、明確な相関関係はほとんど見られません。表示率はどのCPC 帯でも、基準値の 20.5% 付近に収まっています。 

CPC (USD)AI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
0.00–0.102427764878781827.6%
0.10–0.20847079457322818.5%
0.20–0.5017408081405733712.4%
0.50–1.5024352721355027618.0%
1.50–5.001511232770948919.6%
5.00–20.00302047157672319.2%
20.00+2094313285215.8%
CPC 別に AI Overviews の表示率(27.6% 〜 15.8%)を示す棒グラフ。

AI Overviews が表示されるキーワードのうち、約 3 割(32.3%)は YMYL(Your Mon­ey or Your Life:お金や人生に関わる領域)クエリとして分類されています。

YMYL と非 YMYL クエリにおける AI Overviews 表示比率(32.3% と 67.7%)を示す円グラフ。

YMYL クエリは、Google 自身の説明でも「特に慎重な取り扱いが求められる」とされています。そのため、AI が生成した回答がこれほど多く表示されているのは、意外に感じるかもしれません。

実際には、AI Overviews は通常のクエリよりも YMYL クエリのほうで多く表示される傾向があります。YMYL クエリ全体の 34.3% が AI Overviews の表示につながっており、これは 基準値の 20.5% を大きく上回ります。一方、非 YMYL クエリでは、表示率は 17.2% にとどまり、AI Overviews が表示されにくい結果となりました。 

ラベルAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
YMYL2029137211784346417.20%
YMYL97006262827892734.30%
YMYL と非 YMYL クエリでの AI Overviews 表示率(17.2% と 34.3%)を示す棒グラフ。

すべての YMYL カテゴリ(医療、金融、安全、法律、その他)で、AI Overviews の表示率は全体より高い傾向が見られます。 

なかでも、医療系 YMYL クエリは突出しており、44.1% もの医療関連クエリで AI Overviews が表示されます。これは全キーワード平均の表示率の 2 倍以上にあたります。 

カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
YMYL2029137211784346417.2%
医療59248661343026344.1%
金融2027902885939722.9%
安全1215129392297731.0%
法律354573149985523.6%
その他17815656643531.5%
YMYL の各カテゴリ(Medical 44.1% など)での AI Overviews 表示率を示す棒グラフ。

こうした傾向は、医療業界の SEO 担当者たちもすでに強く意識しています。

ヘルスケア業界での AIO 増加とクリック減少について述べた LinkedIn コメントのスクリーンショット。

キーワードを業界別に分類してみると、AI Overviews の影響を特に強く受けている業界と、そうでない業界があることが分かります。

基準値である 20.5% と比べると、特に影響が大きいカテゴリは次のとおりです。

  1. 科学 (43.6%)
  2. 医療・健康 (43.0%)
  3. ペット・動物 (36.8%)
  4. 人・社会 (35.3%)
  5. インターネット・通信 (30.3%)
  6. リファレンス (30.1%)
  7. コンピュータ・電子機器 (28.6%)

一方で、AI Overviews がほとんど表示されない業界もあります。特に、コマース系やニュースコンテンツを扱う領域では、その傾向が顕著です。

  1. ショッピング (3.2%)
  2. 不動産 (5.8%)
  3. スポーツ (14.8%)
  4. ニュース (15.1%)
カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
アダルト4410635993111.2%
アート・エンタメ18827951400977413.4%
自動車・乗り物1269893676238018.8%
美容・フィットネス859603467915718.4%
書籍・文学317298152653920.8%
ビジネス・産業936352575741216.3%
コンピュータ・電子機器1675947586296428.6%
金融1355373545199324.9%
飲食1804833968018218.6%
ゲーム736028536207013.7%
医療・健康66381821543692743.0%
趣味・レジャー303138225679313.4%
ホーム・ガーデン1755813954044618.4%
インターネット・通信377053124450130.3%
仕事・教育1092337607531918.0%
法律・行政898760388973923.1%
ニュース746414494873515.1%
オンラインコミュニティ218816107130620.4%
人・社会1665904472262335.3%
ペット・動物1179593320371736.8%
不動産17019929162115.8%
リファレンス1140509378683430.1%
科学1281223293942743.6%
デリケートなテーマカテゴリ131358124259810.6%
ショッピング555271173434823.2%
スポーツ964484651923114.8%
旅行・交通1050155667509115.7%
キーワードカテゴリ別に AI Overviews の表示率(Adult 1.2% 〜 Science 43.6% など)を示す横棒グラフ。

AI Overviews が表示されるキーワードのほとんどは「ニュース性なし(not newsy)」カテゴリに属しています。「高いニュース性(very newsy)」と分類されるキーワードは、わずか 0.1% にすぎません。 

カテゴリ件数割合
ニュース性なし28,256,71694.20%
ややニュース性あり1,714,8655.70%
高いニュース性20,4170.07%
ニュース性の高いクエリとそうでないクエリにおける AI Overviews 表示比率(5.7% と 94.2%)を示す円グラフ。

基準値である 20.5% と比べると、高いニュース性のキーワードでは AI Overviews が表示される可能性が大幅に低くなります。つまり、AI Overviews は最新のニュースではなく、エバーグリーン(長期的に検索される)クエリに集中して表示される傾向があると言えます。

カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
ニュース性なし2825671613618164220.7%
ややニュース性あり1714865961892617.8%
高いニュース性204173218236.3%
ニュース性の低い・中程度・高いクエリでの AI Overviews 表示率(20.7%、17.8%、6.3%)を示す棒グラフ。

バグバウンティ(脆弱性報奨制度)の調査の一環で、マーク・ウィリアムズ=クックさんは、Google が検索システムの中で使用している一連のクエリ分類器を発見しました(詳細はこちら

これらのカテゴリのうち、「その他」を除くすべてが平均よりも AI Overviews を表示しやすい傾向にあります。とりわけ理由系クエリは突出しており、59.8% で AI Overviews が表示されました。これは今回の分析で最も高い割合です。

カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
その他6999483919324247.6%
短い事実64621551570031341.2%
定義52088951100113147.3%
理由4603040769696259.8%
手順43943321252150735.1%
比較1292772494256726.2%
ブール(はい/いいえ)772554134663057.4%
結果21977047043446.7%
クエリ分類別に AI Overviews の表示率(Other 7.6% 〜 Reason 59.8% など)を示す棒グラフ。

基本的に AI Overviews は、職場での閲覧に不適切な(NSFW)クエリではほとんど表示されません。AI Overviews が表示されるクエリのうち、99.1% は NSFW ではないクエリとして分類されています。 

NSFW と非 NSFW クエリにおける AI Overviews 表示比率(0.9% と 99.1%)を示す円グラフ。

NSFW クエリで AI Overviews が表示されるのはわずか 4% で、これは基準値と比べても大幅に低い割合です。

カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
NSFW ではない2973235613963677721.4%
NSFW25964264856144.0%
NSFW と非 NSFW クエリでの AI Overviews 表示率(21.3% と 4.0%)を示す棒グラフ。

全体の AI Overviews 表示率である 20.5% と比べると、NSFW に分類されるすべてのカテゴリで AI Overviews の発生率が大幅に低くなっています。NSFW の中では、薬物関連クエリが 12.6%、詐欺関連のクエリが 11.3% と最も高いものの、 いずれも基準値を大きく下回っています。 

カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
NSFW ではない2973235613963677721.3%
薬物9277173581412.6%
アダルト5645037417041.5%
暴力428055544577.7%
武器188983544545.3%
卑俗表現181371928529.4%
違法行為97061903875.1%
ギャンブル84125822591.4%
詐欺66835935711.3%
憎悪表現3243413377.8%
自傷行為2537329937.7%
NSFW の各カテゴリ(Drugs 12.6%、Scams 11.3% など)での AI Overviews 表示率を示す棒グラフ。

AI Overviews は、ローカル検索(例:近くの歯医者)ではほとんど表示されないようです。

ローカル検索として分類されるクエリで AI Overviews が表示されるのはわずか 7.9% で、全キーワードの基準値である 20.5% を大きく下回っています。一方、非ローカル検索では 22.8% と、基準値をわずかに上回る結果となりました。

カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
ローカル検索1757205223581477.9%
非ローカル検索2823479312376424422.8%
ローカルクエリと非ローカルクエリでの AI Overviews 表示率(7.9% と 22.8%)を示す棒グラフ。

Google は検索品質評価ガイドラインの中で、ユーザーの検索意図(インテント)を 4 種類に分類しています。 

  • Know クエリ:中には Know Simple(単純な知識)に分類されるものもある。
  • Do クエリ:ユーザーが何かを達成したい、行動したいときの検索。
  • Web­site クエリ:特定のウェブサイトやウェブページを探している場合の検索。
  • Vis­it-in-per­son クエリ:特定の店舗や施設を探す検索、または業種カテゴリを探す検索。

AI Overviews を表示させるキーワードの 99.9% は「Know」クエリに分類されており、Know クエリと、上で説明した「情報収集型(Informational)」キーワードの間には非常に強い重なりがあることがわかります(情報収集型キーワードも AI Overviews の 99.9% を占めています)。一方で、Google が他のインテントタイプで AI Overviews を表示する可能性は低いようです。 

カテゴリ件数割合
know29,959,54999.9%
do2,755,5189.2%
visit_in_person628,1882.1%
web­site26,4110.1%
ユーザー意図別に AI Overviews の表示率(Know 99.9%、Do 9.2% など)を示す棒グラフ。

DoVis­it-in-per­sonWeb­site の各クエリタイプは、いずれも基準値より低い頻度で AI Overviews を表示しています。特に Web­site クエリでは、AI Overviews が表示されるのは 1% 未満と、ごくわずかです。

Vis­it-in-per­son クエリの AI Overviews 表示率は、ローカル検索カテゴリとほぼ同水準で、それぞれ 7.1% と 7.9% となっています。また Web­site クエリの AI Overviews 表示率は、前述の「案内型(Navigational)」分類と全く同じ 0.9% でした。 

カテゴリAI Overviews が
表示された SERP
SERP割合
know2995954914028727421.4%
do27555182116898613.0%
visit_in_person62818888137997.1%
web­site2641129099830.9%
ユーザー意図別に AI Overviews の表示率(Know 21.4%、Do 13.0% など)を示す棒グラフ。

まとめ

AI Overviews は、情報収集型クエリ、特に質問形式や長いクエリに対して表示されるように設計されていることは、もはや明らかです。ニュース系クエリ、ローカル検索、NSFW クエリではほとんど表示されません。 

しかし、より驚くべき点があります。AI Overviews は YMYL クエリの中でも、特に医療系 YMYL クエリに対して非常に高い頻度で表示されます。誤答(ハルシネーション)の明らかなリスクがあるにもかかわらず、Google は重要な医療情報についても AI が生成したスニペットで回答することをいとわないようです。