「パッチ機能」で、ウェブ初心者でも簡単にサイト修正!

河原田 隆徳
Ahrefs 日本マーケティング統括。 国外 SaaS 企業における日本市場向けのマーケティングとローカリゼーションで 10 年以上の経験を積み、現在は Ahrefs の日本マーケティングを統括。ユーザーの皆さんと共に、Ahrefs を日本で盛り上げることを目標に、日々全力で取り組んでいます。
今回ご紹介する「パッチ機能」を使うと、サイト監査で検出されたウェブサイトの簡単な問題点がすべてワンクリックで修正できるようになります。バックエンドの問題にはすべて Ahrefs チームが対応するので、ユーザーの皆さんは安心して SEO 業務に集中していただけます。

「パッチ」とは?

「パッチ」とは、サイト監査の問題レポート内からユーザーが直接実行できるウェブサイトの修正のことです。

たとえば、サイト監査で特定のページに「メタディスクリプションが短すぎる」という理由でフラグが立てられたとします。

この場合、「Patch it」をクリックして新しいメタディスクリプションを入力のうえ「公開」をクリックするだけで該当箇所を修正できます。ウェブ開発担当者の助けなしにこの作業が可能なんです。

サイト監査からメタディスクリプションを修正

また、AI にタイトルとディスクリプションの生成を依頼することも可能です。 

AIでパッチを当てるコンテンツを生成する

パッチはサイト全体に適用することもできます。

たとえば、サイト監査で無効なページに飛ぶ内部リンクが検出されたら?

この場合も「Patch it」をクリックし、新たなターゲット URL を入力後に「公開」をクリックするだけ。複数のページにわたって該当リンクから別ページにリダイレクトさせる、あるいは該当リンクを別の URL に置き換えることが可能です。 

サイト全体にパッチを適用する

また、パッチを適用したページを IndexNow に自動送信するオプションも開発中です。これにより、検索エンジンに更新がすぐ通知されるようになります。

パッチの保存ステータス

パッチは下書き(drafted)公開済み(published)、または未公開(unpublished)からステータスを選択して保存可能です。これにより修正ミスや早まった公開を防ぐことができます。

パッチの状態:ドラフト、公開済み、未公開

また、パッチの実行履歴はすべて確認することができます。

サイト監査でのパッチ実行履歴

パッチレポート

パッチレポートではすべてのパッチの表示、検索、管理が可能。今後は以下の項目で条件を指定したパッチの絞り込み検索もできるようになります。

  • Action(修正内容)
  • Status(保存ステータス)
  • Last edit­ed by(最後に修正を行ったユーザー)および Target(修正対象ページの URL) 

パッチは一括で公開あるいは非公開にすることも可能です。 

パッチの設定方法

パッチは次の方法でデプロイが可能です。 

  • JavaScript スニペット

Ahrefs がホストする独自の JavaScript ファイルを呼び出す JavaScript スニペットをウェブ サイトの各ページに追加してください。公開するすべてのパッチがそこに追加され、ブラウザまたはボット (bot) がページ上で JavaScript を実行後、ユーザーに表示されるようになります。

また、今後追加予定なのがこちら。

  • Cloud­flare ワーカー (まだ利用できません)

Cloud­flare API キーを提供すると、ユーザーアカウントにワーカーが作成されます。 Cloudflareは、公開されたパッチをサイトユーザーに表示する前にサーバー側に適用します。

パッチデプロイの設定

早速パッチを使い始めたい場合は?

パッチを使用するには、プロジェクトの Max ブーストへのアップグレードが必要です。 

ダッシュボードに移動してパッチ機能を使いたいプロジェクトを選択、アップグレードさせるだけです。

このブログを読んでパッチ機能に興味を持った方は、ぜひ記事をシェアして情報の拡散にご協力をお願いします!