Ahrefs SEO ツールバーは、世界中の20万人以上の SEO 専門家とマーケターが毎日利用する、Chrome 用の無料拡張機能および Firefox 用アドオンです。
このツールは、Chrome ウェブストア またはFirefox アドオンディレクトリから入手可能です。.
注意点
使用開始前に、ツールの利用を許可するためのブラウザ権限の設定を行ってください。
ウェブページ閲覧中に、拡張機能のアイコンをクリックして、オンページ SEO レポートおよび各種ツール・設定項目を含むメインウィンドウを開きます。
以下のキーボードショートカットを使ってウィンドウを呼び出すことも可能です。
Cmd+Ctrl+S (MacOS)
Alt+S (Windows)
また、ページ上のメトリクスバーの表示オン・オフ切り替え用ショートカットは以下の通りです。
Cmd+Ctrl+A (MacOS)
Alt+A (Windows)
Ahrefs SEO ツールバーでは数多くの無料機能を提供していますが、有料アカウントをお持ちの場合は、Ahrefs アカウントを接続することで、ページやウェブサイト、キーワードに関連する SEO メトリクスをブラウザ内で直接確認することができます。
Ahrefs の有料アカウントをお持ちでない方は、このセクションを飛ばしてください。
Ahrefs アカウントを接続するには、以下のいずれかの場所でログイン ボタンをクリックします。
メインウィンドウ
メトリクスバー
SERP
次に、接続を承認します。
注意点
ツールバーは、接続されたアカウントを通じて SEO メトリクスを取得します。 メトリクスの表示には、1行/URL がアカウントの毎月のエクスポート行数許容量から 消費されます。
ここでは、メイン拡張機能ウィンドウからアクセス可能なツールとレポートをご紹介します。
ツール内のContent(コンテンツ)タブ には、ページのタイトル、ディスクリプション、公開日と更新日、単語数、h1~h6のサブヘッダーが表示されます。
他社の類似ツールとは異なり、Ahrefs の拡張機能は、生 HTMLと JavaScript レンダリングコードのタイトルを区別することができます。 また、この Angular コンポーネント解説ページの場合のように、ページに(何らかの理由で)複数のタイトルが存在する場合も検出・表示されます。
これは、JavaScript がページのメタタグを変更できるため便利な機能です。 1つのページにタイトルが複数存在すると検索エンジンが混乱する可能性があり、またこの現象はほとんどの場合、ウェブサイトに技術的な問題があることが原因です。
さらに、このレポートはメタタグ部分の単語数を教えてくれるため、SERP でのパフォーマンス向上のためのタイトルとデスクリプション改善に役立ちます。 この場合、メタディスクリプションを大幅に短縮できることが分かりました。
コンテンツで取り上げるサブトピックのアイデアを探している場合は、ページのサブヘッダーを確認することもできます。 「Copy headings(ヘッダーをコピー)」ボタンをクリックして確認し、コンテンツブリーフに使ってみてください。
Indexability(インデクサビリティ)タブ では、検索エンジンによるページのインデックス付けとクロールのしやすさに関連する以下のような項目が確認できます。
Canonical URL(カノニカルタグの付いた正規 URL)
Robots directives(HTML コードと HTTP ヘッダー [X-Robots-Tag] の両方で検出される noindex や nofollow などのロボットディレクティブ)
robots.txt とサイトマップファイルへのショートカットリンク
Hreflang リンク
上記の例では、正規 URL の欠如と「noindex」ディレクティブが検出されています。 このディレクティブは、検索エンジンクローラーに該当ページをインデックスしないよう指示するものです。 意図的に追加していない場合は、削除することをお勧めします。
Structured data(構造化データ)タブ には、ウェブページで利用可能な構造化データが JSON-LD 形式で表示されます。
数回のクリック動作で、ページを Google のリッチリザルトテストツールに送信したり、スキーママークアップ検証ツールを使って、ページに対して Google が生成する検索結果表示を確認したりできます。
Social(ソーシャルメディア)タブ には、ページの Open Graph(OG)メタタグと Twitter カードが表示されます。 ソーシャルタグが1つ以上欠如している、または空の場合に検出されます。
Images(画像)タブ には、ウェブページで見つかったすべての画像が、alt テキストとタイトルとともに一覧表示されます。 画面上部のフィルターを選択すれば、タイトルや alt テキストが欠如している画像を見つけることができます。
この例では、Ahrefs ブログの数枚の画像に alt テキストがないようです。これは改善の余地があります。
HTTP headers(HTTP ヘッダー)タブ では、以下のことができます。
リダイレクトとリダイレクトチェーンの特定と追跡
ページの HTTP レスポンスコンテンツへのクイックアクセス(ブラウザ内蔵の開発者ツールの利用が不要)
例えば、上のスクリーンショットでは、Ahrefs ブログの HTTP + WWW バージョンからのリダイレクトチェーンが表示されています。 SEO のベストプラクティスでは、これは単一のリダイレクトに置き換えるべきです。
HTTP レスポンスヘッダーには、正規リンクや、「noindex」や「nofollow」などのクローラー制限を含む X-Robots-Tag が含まれる場合があります。
ここでは、HTTP ヘッダーに canonical タグが記述された正規リンクを確認できます。
これは、Ahrefs SEO ツールバーで最も高度な内容を含むタブです。 ページで見つかった、以下の属性を持つ外部リンクをすべて一覧表示します。
Dofollow
Nofollow
UGC
スポンサーリンク
内部リンク
外部リンク
「Check status(ステータスをチェック)」ボタンをクリックすると、ページのリンク切れやリダイレクトが確認できます。
活用のヒント
ステータスのチェックが進行中の間は、拡張機能ウィンドウを閉じないでください。 閉じた場合、動作がリセットされてしまうためです。
チェックが完了すると、リンク切れとリダイレクトリンクに対して「Status(ステータス)」フィルターが利用可能になります。
この機能は、ターゲットページでのリンク切れや、ウェブサイトのトピックに関連しないページに訪問者が移動してしまうリダイレクトを特定するのに非常に便利です。
ここでは、Ahrefs の API v2ドキュメントページでリンク切れを特定するため、「ハイライト」ボタンをクリックします。
これにより、ページ上の正確なリンク切れ箇所がチェックできます。
ツールバーと Ahrefs アカウントの接続後は、ブラウザ上でページやウェブサイトの主要 SEO メトリクスが確認できるようになります。 その表示箇所は以下の通りです。
「Results metrics(検索結果メトリクス)」をSearch tools(検索ツール)タブ で有効にすると、Ahrefs 拡張機能によってあらゆるオーガニック検索結果の SEO メトリクスが SERP 内に直接表示されます。
また、検索ボックスの真下にキーワードメトリクスを表示することもできます。
SEO メトリクスは、メインウィンドウ内のMetrics(メトリクス)タブ で常にチェックすることが可能です。
ページとウェブサイトのメトリクスを表示したフローティングバーは、オンまたはオフにすることができます。
注意点
メトリクスバーの色(ライト・ダーク)と表示位置(画面上部・下部)を選択できます。
Ahrefs SEO ツールバーは、以下のツールと機能で検索結果データを補足します。
この拡張機能は、最新の Google SERP からキーワードアイデアを取得して、1箇所に表示します。
Keyword ideas(キーワードアイデア)タブ は、Google SERP の「関連する質問」セクションのやや高度なバージョンです。
People also ask(他の人はこちらも質問)タブ では、Google SERP の「関連する質問」セクションから、よりターゲットに関連性の高い質問に絞り込んで表示します。 「Load more(さらに読み込む)」ボタンをクリックすれば、より多くの質問がチェックできます。
Ahrefs SEO ツールバーを使えば、VPN を利用することなく、他の国にいるかのように Google 検索ができます。
これは、国や地域によって検索結果が大きく異なるキーワードの調査に便利です。
メインウィンドウのSearch tools(検索ツール)タブ で、希望する国、Google のドメイン、言語、デバイスの種類を設定します。
次に、Google で検索を実行し、オレンジ色のアイコンをクリックして、保存したローカル検索設定を適用します。
この例では、Ahrefs のページが米国では「SEO checklist」のキーワード検索で1位ですが、スペインではそれより順位が低くなっていることが分かります。
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